※この記事には広告が含まれます。記事内のリンクから口座開設などをされた場合、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。紹介料の有無や額は、記事の内容や掲載の順番に関係しません。暗号資産の売買は、ご自身でご判断くださいますようお願いいたします。
貸暗号資産(貸コイン)とは、持っている暗号資産を取引所に一定期間貸して、期間が終わったときに、元の数量と利用料(貸借料)を受け取る仕組みです。ステーキングと似ていますが、取引所への「貸付け」である点が違います。この記事では、SBI VCトレード・GMOコイン・コインチェックの公式ページで確かめられた条件と、貸している間のリスクを整理しました。確認は2026年11月3日の時点です。
先に結論をお伝えします。貸している間は、売却も送付もできません。また、3社の公式ページは、貸した暗号資産が、分別管理の対象にならない(または当社の資産として管理される)ことと、取引所が破綻したときに返ってこないおそれがあることを記載しています。
■貸暗号資産とは?仕組みとステーキングとの違い
| 貸暗号資産 | ステーキング | |
|---|---|---|
| 何をするか | 取引所に貸す | ブロックチェーンの運営に参加する |
| 期間 | 貸出期間を決める(1か月・84日間など) | 取引所による(SBI VCトレードは無期限・途中売却可) |
| 途中の売却 | 原則できない | できる取引所が多い |
| 報酬の出どころ | 取引所が支払う利用料 | ブロックチェーンの報酬から取り分を引いたもの |
SBI VCトレード・GMOコインの公式ページ、ステーキングは当サイトのステーキングの記事にもとづきます(2026年11月3日確認)
■国内の取引所の貸暗号資産を比較:条件を公式ページで確認
| 項目 | SBI VCトレード(貸コイン) | GMOコイン(貸暗号資産) | コインチェック |
|---|---|---|---|
| 対象の銘柄 | 29銘柄 | 21銘柄 | 公開ページでは確認できず(ログイン後に表示) |
| 貸出期間 | 7日・28日・84日・168日(コースごと) | 1か月または3か月 | 公開ページでは確認できず |
| 年率の表示 | 最大税込年率10%(USDCの過去の例)。募集条件により変動 | 最大年率10%。コースごとの固定の年率 | 最大年率5.0% |
| 途中解約 | なし | できる。ただし貸借料は支払われないと記載 | 公開ページでは確認できず |
| 貸している間の売却・送付 | できない(価格が上がっても売却できないリスクを記載) | できない(期間中はロック) | できない(期間が経つか、当社が返すまで) |
| 利用料の付与 | 満期に元本と一緒に返還 | 償還時 | 返却時に一括 |
出典:SBI VCトレード、GMOコイン、コインチェック(2026年11月3日確認)。年率は変わることがあります
年率が高いコースは、それだけ期間が長かったり、価格の動きが大きい銘柄だったりします。年率の数字だけで選ばずに、貸す期間のあいだ、売れなくなることも合わせて考えます。
利用料の計算の例(SBI VCトレードの式)
| ETHを10枚、年率3%、84日間貸すとき | 10 × 0.03 × 84 ÷ 365 = 約0.069041ETH |
|---|
出典:SBI VCトレードは、利用料を「貸出数量×年率×期間÷365」と案内し、暗号資産は小数点第7位以下を切り捨てるとしています。この例の数字は説明用で、実際の年率ではありません。計算は当サイトが行いました
■貸暗号資産のリスク:返ってこないことがある
最大の違いは、ステーキングと違い、貸している暗号資産が、取引所の資産として扱われることです。利用料が数%でも、取引所に問題が起きれば、貸した元本が戻らないおそれがあります。貸す量は、失っても生活に響かない範囲にとどめます。
■貸暗号資産の利用料の税金
SBI VCトレードは、公式のFAQで、満期後に得られる利用料は雑所得で課税対象になると案内しています。GMOコインとコインチェックの公開ページでは、税区分の記載を確認できませんでした。受け取った暗号資産の価格を日本円にした額が、収入になる考え方が一般的です。詳しい計算は税金の基本の記事で整理しています。申告の前には、国税庁の案内や税務署・税理士にご確認ください。
■貸暗号資産についてよくある質問
Q. 貸暗号資産とは何ですか?
A. 暗号資産を取引所に一定期間貸して、満期に元の数量と利用料を受け取る仕組みです。
Q. ステーキングとの違いは?
A. 貸暗号資産は取引所への貸付けで、期間中は原則として売却・送付ができません。ステーキングは、運営に参加する報酬で、途中で売却できる取引所が多くあります。
Q. 元本は保証されますか?
A. 3社の公開ページに、元本を守るという記載は見つかりませんでした。取引所が破綻したときに返ってこないおそれがあると、各社が記載しています。
Q. 途中で解約できますか?
A. SBI VCトレードは途中解約ができません。GMOコインはできますが、貸借料が支払われないと記載されています。
Q. 利用料に税金はかかりますか?
A. SBI VCトレードは、雑所得になると案内しています。
■【まとめ】貸暗号資産は、売れない期間と取引所のリスクを知ってから
貸暗号資産は、持っている暗号資産に利用料が付く仕組みですが、貸している間は売れず、取引所が破綻したときは返ってこないおそれがあります。貸す前に、公式ページで、期間・年率・途中解約の条件をご確認ください。
貸す期間を決める
期間中は売却も送付もできません。使う予定のない分だけを貸します。
返らないおそれを受け入れられるか考える
取引所が破綻したときの扱いを、公式ページで確かめます。
利用料を記録する
受け取った日と価格をメモしておくと、申告のときに役立ちます。
SBI VCトレードの貸コインは、次の点を公式ページで確かめられます。
- ✔ 29銘柄が対象(2026年11月4日時点)
- ✔ 期間はコースごとに7日〜168日
- ✔ 利用料の計算式を公式が案内
暗号資産の取引についてのご注意
SBI VCトレード株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00011号)、GMOコイン株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00006号)、コインチェック株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00014号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。
次に読む
仕組み ステーキングとは?国内の取引所の条件とリスク › 貸暗号資産と比べやすい、もう1つの「持って増やす」仕組みをまとめています 取引所 SBI VCトレードの手数料は?出金0円、DOGEは送れない › 貸コインを使う取引所の、手数料と使い勝手をまとめています リスク 仮想通貨の詐欺の見分け方と、相談先 › 高い利回りをうたう話への注意点を整理しています※条件は、SBI VCトレード・GMOコイン・コインチェックの公式ページ(2026年11月3日確認)にもとづきます。年率・期間は変わることがあります。
この記事は、公表された数字・公開データ・過去の値動きをもとに当サイトの見方をまとめたもので、特定の売買をおすすめするものではありません。見方は記事の時点のもので、相場の先行きを保証するものではありません。暗号資産は値動きが大きく、元本を割り込むおそれがあります。お取引はご自身の判断と責任で行ってください。
