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草コインが売れない5つの理由|国内の取引所でも起きることと、買う前の確かめ方

草コインが売れない理由

※この記事に広告はありません。

「草コインが売れない」と言われる理由を、国内の取引所の公式の手数料表・よくある質問・お知らせと、実際に起きた詐欺の報道で確かめ、5つに分けて整理しました。買う前に確かめておけば避けられるものと、避けにくいものがあります(2026年10月3日確認)。

先に結論

「売れない」には、買い手がいない、思った値段にならない、少なすぎて注文できない、取扱いが終わる、作りとして売れない(詐欺)、の5つがあります。

◎ 向いている
持っている、または買おうとしている草コインが心配な方
△ 比べてから
すでに詐欺の被害に遭ったかもしれない方(相談先は別の記事へ)
目次

■「草コインが売れない」の5つの種類

種類何が起きるか国内の登録業者で
1. 買い手がいない板に買い注文がなく、売り注文が約定しない起きうる
2. 思った値段にならない販売所の価格差(スプレッド)が広がり、売ると大きく減る起きうる
3. 少なすぎて注文できない最小注文数量に届かない、端数が残る起きうる
4. 取扱いが終わる・送れない取引所が扱いをやめる。ほかへ送れない銘柄もある起きうる
5. 作りとして売れないプログラムに売れない仕掛けがある(詐欺)国内で扱う銘柄では、各社が取扱いの前に審査

当サイトの整理

1〜4は、国内の登録業者で売買していても起こりえます。5は、主に審査のない海外の分散型取引所で起きている詐欺の手口です。ひとつずつ、公式の記載と事例で見ていきます。

■1. 買い手がいない:板に注文が並ばない

取引所(板取引)は、利用者どうしの売り注文と買い注文が合ったときにだけ売買が成立します。コインチェックのよくある質問にも、価格は利用者どうしの需要と供給で決まり、売買が成立するまでに時間がかかる場合があると書かれています。売買する人が少ない銘柄では、売りたい値段に買い注文がなく、待っても約定しないことがあります。

また、取引所にはメンテナンスの時間があります。GMOコインは、メンテナンス中は取引できず、終了後10分間は注文の取消以外ができない「プレ・オープン」の状態になると説明しています。SBI VCトレードの取引所では、約定しなかった注文は毎週水曜日のメンテナンスで失効します。

草コイン研究室 編集部

編集部

板取引で売れないときに、値段を下げて出し直すと、思っていたより安く売ることになります。急いで売る必要がある場面ほど、この差が大きくなりがちです。

■2. 思った値段にならない:販売所の価格差

販売所は、取引所の会社が示す価格で、いつでも売り買いできるのが利点です。ただ、その価格には売値と買値の差(スプレッド)が含まれます。コインチェックは販売所の手数料相当額を「0.1〜5.0%」とし、一部の銘柄は1.7%〜7.0%、市場の急変時や流動性によってはこれを超えることもあると公式に書いています(手数料ページ)。SBI VCトレードも、スプレッドは価格の急変時や流動性の低下時に広がることがあり、意図した取引ができない可能性があると書いています。

例:手数料相当額が片道7%の銘柄を、1万円分買ってすぐ売った場合(当サイトの計算)

10,000円 ×(1 − 0.93 × 0.93)

約1,351円 減る

価格が動かなくても、往復で約1,351円が差し引かれる計算です。「売ったら思ったより少なかった」の多くは、この価格差によるものです。同じ銘柄が取引所(板)にもあれば、差を小さくできる場合があります。

■3. 少なすぎて注文できない:最小数量と端数

取引所ごとに、1回に注文できる最小の数量が決まっています。たとえば、bitFlyerの販売所はSHIBが1,000 SHIB、PEPEが640 PEPEから(手数料一覧)、GMOコインの取引所のDOGEは10 DOGEからです(取引ルール)。bitFlyerは、売却額が1円を下回る数量は注文できないとも書いています。

エアドロップなどで少しずつ受け取った分や、売ったあとの残りが、この最小数量を下回ると、その取引所では売れません。コインチェックは、退会するときに、端数で処理できない数量があれば問い合わせるよう案内しています(よくある質問)。

■4. 取扱いが終わる・ほかへ送れない

国内の取引所も、銘柄の取扱いを終えることがあります。期日を過ぎて残った分は、会社が売って日本円で口座に戻すのが、今回確かめた前例に共通していました。ただし、いつ、いくらで売るかは選べません。bitbankは、流動性が低いときは想定より低い価格で換金される可能性があると書いています(ENJのお知らせ)。

さらに、ほかの取引所やウォレットへ送れない銘柄もあります。bitFlyerはDOGEの送付と預入に対応しておらず、SBI VCトレードはAPT・ETCに出庫サービスがないと、取扱い廃止のお知らせに書いています(お知らせ)。送れない銘柄は、その取引所で売るか、会社が換金するのを待つしかありません。流れと前例は上場廃止になったらどうなる?にまとめています。

金融庁の登録業者一覧(2026年9月1日現在)で、扱う業者が1〜2社の銘柄(NEIRO・GIGGLEは1社、MEMEは2社)は、その会社が扱いをやめると、国内で売る場所がなくなります。

■5. 作りとして売れない:詐欺の「ハニーポット」

誰でもトークンを作れる海外の分散型取引所では、買えても売れない仕掛けを入れたトークンが出回ることがあります。2021年のSquid Gameトークンでは、欧州の報道機関Euronewsによると、買った人はトークンを売れない状態で、価格は数分のうちにほぼゼロになりました。手口と見分け方はラグプルとは?実際の事例と見分け方で取り上げています。

無登録で日本の利用者を勧誘する業者には、金融庁が警告を出しています(金融庁の該当ページ)。登録のない業者でトラブルになると、日本の制度の中で解決するのは難しくなります。

売れなくなる心配を減らすいちばんの方法は、買う前に「売る出口」を確かめることです。

  • ✔ その銘柄を扱う国内の登録業者が、何社あるか
  • ✔ 取引所(板)でも売買できるか、販売所だけか
  • ✔ ほかの取引所やウォレットへ送れるか

■売れなくなる前に確かめる手順

STEP 1

扱う登録業者の数を確かめる

金融庁の一覧で、その銘柄を扱う業者を探します。1〜2社だけなら、取扱いの終了に注意が要ります。銘柄ごとの数は国内で買えるアルトコインの一覧で見られます。

STEP 2

板があるか、販売所だけかを確かめる

板があっても、注文の量が少ないと約定しにくくなります。板の注文の厚さも見ておきます。

STEP 3

送れるか、最小数量はいくつかを確かめる

送付に対応しているか、最小の注文数量と送付数量を、手数料のページで確かめます。

■国内の取引所で確かめた、「売れない」につながる具体例

取引所公式に書かれていること種類
コインチェック販売所の手数料相当額 0.1〜5.0%、一部の銘柄は1.7%〜7.0%。急変時はこれを超えることも2
SBI VCトレード取引所(板)の未約定の注文は毎週水曜のメンテナンスで失効。APT・ETCは出庫サービスなし1・4
bitFlyerSHIBの最小発注は1,000 SHIB。DOGEは送付・預入に非対応3・4
GMOコインメンテナンス終了後10分は注文の取消以外ができない。DOGEの最小注文は10 DOGE1・3
bitbank取扱い廃止後の換金は、流動性が低いと想定より低い価格になる可能性4

各社の公式ページより(2026年10月3日確認)

草コイン研究室 編集部

編集部

どの取引所が悪い、という話ではありません。どこにも何かしらの条件があり、それを先に知っているかどうかで、困る度合いが変わります。

■すでに売れずに困っているときは

まず確かめてほしいこと

1

販売所で売れないか

板で約定しなくても、同じ銘柄が販売所にあれば、価格差を受け入れて売ることはできます

2

ほかの国内の登録業者へ送れないか

送付に対応していれば、扱っているほかの登録業者で売れることがあります

3

取引所のお知らせを確かめる

取扱いの終了が決まっていれば、期日と、期日後の扱いが書かれています

「取り戻せる」「高く買い取る」と近づいてくる人には、注意してください。詐欺の被害が疑われるときの相談先は、ラグプルの記事の後半にまとめています。

■草コインが売れないことについて、よくある質問

Q. 草コインが売れないのは、取引所のせいですか?

A. 多くは、その銘柄を売買する人が少ないことや、販売所の価格差、最小数量などの条件によるものです。各社はこれらの条件を手数料のページやよくある質問で公開しています。

Q. 国内の取引所で買った草コインでも、売れなくなることはありますか?

A. あります。取扱いが終わる場合などです。今回確かめた国内の前例では、期日後に残った分は会社が売って日本円で口座に戻していましたが、価格は選べません。

Q. ほかの取引所に送れば売れますか?

A. 送付に対応している銘柄で、送り先がその銘柄とネットワークを扱っていれば、送って売れることがあります。送付に対応していない銘柄もあるので、先に確かめてください。

Q. 売れないトークンを「買い取る」と連絡が来ました。

A. 知らない人からの買い取りや「取り戻せる」という話は、さらにお金をだまし取る手口のことがあります。応じる前に、公的な相談窓口に相談してください。

■【まとめ】草コインは、買う前に「売る出口」を確かめる

草コインが売れない理由には、買い手がいない、販売所の価格差、最小数量と端数、取扱いの終了と送付不可、詐欺の仕掛け、の5つがあります。1〜4は国内の登録業者でも起こりうるもので、各社の公式ページで条件を確かめられます。

買う前に、扱う登録業者の数、板の有無、送れるかどうかを確かめておけば、売れなくて困る場面の多くは避けられます。

※記事内の情報は、2026年10月3日に各社の公式サイト(手数料・よくある質問・お知らせ)、金融庁の資料、報道機関の記事で確認した内容です。「当サイトの計算」とある金額は、公式の手数料率を仮に当てはめた試算です。当サイトは、特定の暗号資産の売買をおすすめするものではありません。

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この記事を書いた人

草コイン・アルトコインの世界が大好きな編集部です。夢がある一方で、詐欺やラグプルで大切なお金を失う方もいる世界です。だからこそ、公式の発表や取引所の情報、金融庁の登録一覧まで確かめて、仕組みとリスクをきちんとお伝えします。楽しく、でも慎重に。ご一緒に草コインを研究していきましょう。

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