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エンジンコイン(ENJ)とは?国内で上場廃止が続く理由と、持っている人の手続き

エンジンコイン上場廃止の理由

※この記事に広告はありません。

エンジンコイン(ENJ)とは何か、イーサリアムから独自のブロックチェーンへの移行で何が変わったのか、国内の取引所で取扱いの終了が続いている事実と、持っている人の手続きを、公式サイト・各社のお知らせ・金融庁の資料で確かめました(2026年10月3日確認)。

エンジンコインEnjin Coin(ENJ)

ゲームやNFTのための「Enjin Blockchain」で、手数料の支払いや投票に使われる暗号資産のことです。

もとはイーサリアム上のトークンで、2023年に独自のブロックチェーンへ移りました

先に結論

国内では取扱いの終了が続いており、bitbankも2026年10月16日(予定)に終えます。持っている方は、期日と送り先のネットワークを先に確かめてください。

◎ 向いている
ENJを国内の取引所で持っていて、取扱いの終了が心配な方
△ 比べてから
これからENJを買う場所を探している方(国内の扱いは限られます)
目次

■エンジンコインとは:イーサリアムから独自のチェーンへ

公式サイト(enjin.io)は、ENJを「Enjin Blockchain」とその関連サービスを動かすためのトークンだと説明しています。Enjin Blockchainは、取引の承認を、ENJを預けた人(バリデーター)が行うプルーフ・オブ・ステークの仕組みです。

ENJの移行の流れ(公式ブログより)

1

もとのENJ

イーサリアム上のトークン(ERC-20)

›

2

移行

1対1で、独自のEnjin Blockchainへ移す

›

3

もとの分は消す

誰も使えないアドレスに送り、二重に使えなくする

公式ブログ(2023年8月15日)によると、新しいチェーンの開始時の供給は17.5億ENJで、内訳は次のとおりです。さらに、総供給量に対して毎年5%の発行があり、バリデーターなどへの報酬に使われるとされています。

内訳枚数
ENJの移行分(1対1)10億 ENJ
EFIからの交換分(4対1)5億 ENJ
早期の移行などの報奨2.5億 ENJ

出典:Enjin「Enjin Token Migration FAQs」(2023年8月15日)。合計17.5億 ENJ

エンジンコインの特徴(公式の説明)

  1. ゲームやNFTのための独自のブロックチェーン
  2. 手数料・NFTの発行・投票にENJを使う
  3. ENJを預けてネットワークを支える仕組み

■エンジンコインのリスク・注意点

ENJを持つ前に知っておきたいこと

  • △ 国内の取引所で、取扱いの終了が続いている(2025年6月 SBI VCトレード、2026年2月 コインチェック、2026年10月予定 bitbank)
  • △ イーサリアム上のENJと、Enjin Blockchain上のENJが別々に存在し、価格の差が生じたことがある(bitbankの説明)
  • △ 送り先のネットワークを間違えると、届かずに取り戻せないことがある
  • △ 新しいチェーンでは毎年5%の発行があり、枚数は増えていく
  • △ 価格は大きく変動し、買った金額を下回ることがある

各社のお知らせと公式ブログより

■国内の取引所で、取扱いの終了が続いている

この章の出典

bitbank・コインチェック・SBI VCトレードの公式のお知らせと公告、金融庁の登録業者一覧(2026年9月1日現在)によります。

bitbankの例:取扱い廃止の理由と、廃止後の扱い

発表2026年9月14日
廃止の日2026年10月16日(金)10時(予定)。販売所・取引所の注文、入金・出金の受付を停止
理由bitbankが扱うイーサリアム上のENJと、Enjin Relay Chain上のENJの間で価格の差が続き、適正な価格形成と安定したサービスの提供が難しいと判断
廃止後市場価格にもとづき日本円に換金し、口座に反映(1か月程度)。売却が難しい場合はENJのまま保管し、5年間は返還に応じる

出典:bitbank「【重要】ENJ の取扱い廃止に関するお知らせ」(2026年9月14日)

取引所ENJの取扱い終了
SBI VCトレード2025年6月25日(公告)
コインチェック2026年2月9日14時ごろ(お知らせ)
bitbank2026年10月16日10時(予定)

各社の公式のお知らせ・公告より(2026年10月3日確認)

金融庁の登録業者一覧(2026年9月1日現在)には、ENJを扱う業者として Custodiem、ビットバンク、オーケーコイン・ジャパン、Binance Japan が載っていました。bitbankのお知らせには、ENJを扱うほかの業者として、Binance Japanとオーケーコイン・ジャパン(2026年9月時点)が書かれていました。

草コイン研究室 編集部

編集部

bitbankが挙げた理由は、ENJそのものの評価ではなく、「同じ名前のENJが2つのネットワークにあり、価格がそろわない」という仕組みの問題でした。移行のあるトークンでは、こうしたことが起こりえます。

発行元の方針で別のトークンへの交換が決まり、国内の取扱いが終わった例には、パレットトークン(PLT)もあります。経緯はパレットトークンの記事にまとめています。

■ENJを持っている方が、確かめたいこと

期日の前に確かめておくこと

1

自分の取引所の期日を確かめる

bitbankは2026年10月16日10時(予定)に、注文と入出金の受付を止めます

2

売るか、送るか、待つかを決める

待つと、会社が市場価格で日本円に換えます。価格は選べません

3

送るならネットワークを確かめる

bitbankのENJはイーサリアム(ERC-20)のもので、ほかのネットワークへは出金できません

取扱いが終わっても、手続きを知っていれば慌てずにすみます。

  • ✔ 期日までは、その取引所で売ることも、対応するアドレスへ送ることもできる
  • ✔ 期日後に残った分は、会社が日本円に換えて口座に戻す(国内の前例)
  • ✔ 日本円が反映される前に退会すると、受け取れないと各社が注意している

■取扱いの終了のお知らせを受け取ったら

STEP 1

お知らせの日付を確かめる

注文の受付停止、入出金の停止、取扱い廃止の日時を確かめます。

STEP 2

売る・送る・待つを決める

送る場合は、送り先がイーサリアム上のENJに対応しているかを確かめます。流れは上場廃止になったらどうなる?にまとめています。

STEP 3

換金のあとの税金を考える

会社が日本円に換えたときも損益が出ます。考え方は仮想通貨の税金の記事で整理しています。

■関連する用語

ENJの記事に出てくる言葉

ERC-20イーサリアム上で作られたトークンの規格。もとのENJはこの形だった
Enjin BlockchainEnjinの独自のブロックチェーン。Relaychain(リレーチェーン)とMatrixchain(マトリックスチェーン)からなる
トークンの移行あるブロックチェーンのトークンを、別のブロックチェーンへ移し替えること
バーン(焼却)誰も使えないアドレスに送り、流通から外すこと

■エンジンコインについてよくある質問

Q. エンジンコインは、なぜ国内で上場廃止になっているのですか?

A. bitbankは、イーサリアム上のENJとEnjin Relay Chain上のENJの間で価格の差が続き、適正な価格形成と安定したサービスの提供が難しいと判断した、と説明しています。コインチェックとSBI VCトレードの理由は、今回確かめたお知らせ・公告には書かれていませんでした。

Q. エンジンコインは、国内ではもう買えませんか?

A. 金融庁の一覧(2026年9月1日現在)には4社が載っており、bitbankのお知らせ(2026年9月時点)には、Binance Japanとオーケーコイン・ジャパンが扱っていると書かれていました。各社の扱いは変わることがあるので、公式ページでご確認ください。

Q. 期日を過ぎたら、持っているENJはどうなりますか?

A. bitbankの場合、市場価格にもとづいて日本円に換え、1か月程度で口座に反映するとしています。売却が難しい場合は、ENJのまま保管し、5年間は返還の求めに応じるとしています。

■【まとめ】ENJは「移行」と「国内の取扱い終了」をセットで

エンジンコインは、ゲームやNFTのための独自のブロックチェーンで使われる暗号資産で、2023年にイーサリアムから移行しました。その結果、2つのネットワークのENJの価格がそろわないことが、bitbankの取扱い廃止の理由になりました。国内では、SBI VCトレード、コインチェックに続き、bitbankも2026年10月16日(予定)に取扱いを終えます。

持っている方は、期日・売り方・送り先のネットワークを先に確かめておくと安心です。これから国内で買う場所を探す方は、扱う会社が限られている点に気をつけてください。

※記事内の情報は、2026年10月3日にEnjinの公式サイト・公式ブログ、各社の公式のお知らせ・公告、金融庁の資料で確認した内容です。英語の原文は当サイトが要約しました。取扱い終了の予定は変わることがあります。当サイトは価格の予想や、特定の暗号資産の売買のおすすめはしていません。

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この記事を書いた人

草コイン・アルトコインの世界が大好きな編集部です。夢がある一方で、詐欺やラグプルで大切なお金を失う方もいる世界です。だからこそ、公式の発表や取引所の情報、金融庁の登録一覧まで確かめて、仕組みとリスクをきちんとお伝えします。楽しく、でも慎重に。ご一緒に草コインを研究していきましょう。

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