MENU

ネム(XEM)とシンボル(XYM)の違いとは?発行枚数・国内の取扱い・上場廃止の前例

ネムとシンボル違いと国内の扱い

※この記事には広告が含まれます。記事内のリンクから口座開設などをされた場合、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。紹介料の有無や額は、記事の内容や掲載の順番に関係しません。当サイトは、暗号資産の売買をおすすめするものではありません。

ネム(XEM)とシンボル(XYM)は何が違うのか、国内のどこで扱っているのか、取扱いをやめた取引所が挙げた理由を、技術文書・チェーンの公開データ・各社の公式ページ・財務局の資料で確かめました(2026年10月4日確認)。

ネムとシンボルNEM(XEM)/Symbol(XYM)

ネムは2015年に始まったブロックチェーンとその通貨XEMで、シンボルはネムをもとに2021年に始まった別のブロックチェーンとその通貨XYMのことです。

名前が似ていますが、別々に売買されている別の暗号資産です

先に結論

XEMは発行が終わっていて増えません。XYMは上限まで少しずつ発行が続いています。国内では2025年にGMOコインとビットトレードが、流動性の低下を理由に扱いを終えました。

◎ 向いている
ネムやシンボルを持っていて、今の国内の扱いを確かめたい方
◎ 向いている
「将来性」を、事実で確かめたい方
△ 比べてから
短期の値動きだけで判断したい方
目次

■ネムとシンボルとは:同じ流れから生まれた2つのチェーン

ネムからシンボルへの流れ

1

2015年

ネム(XEM)が始まる。発行は最初に全部済んでいる

›

2

2021年3月

ネムをもとにしたシンボル(XYM)が始まる

›

3

配布

約78億XYMを、XEMを持っていた人に割り当てる

›

4

その後

残りのXYMは、ブロックを作った人への報酬として少しずつ発行

コインチェックの「取扱暗号資産の概要説明書」は、XYMの発行について「ローンチ時に約78億XYMを発行しXEM保有者に割り当て、残りの約12億XYMはプログラムによる自動発行」と説明し、XYMのもとになったコインをXEMとしています。どちらも、発行者はいないと書かれています。

発行枚数の違い

ネム(XEM)シンボル(XYM)
発行の上限8,999,999,999 XEM8,999,999,999 XYM
始まったときの発行上限まで全部7,842,928,625 XYM
いまの総供給8,999,999,999 XEM(増えない)8,562,524,763 XYM(上限の約95.1%)
これからの発行なし残り約4.4億 XYM

出典:NEM Technical Reference(Version 1.2.1)、コインチェックの概要説明書、Symbolの公開ノードの値(2026年10月4日)

XYMは、ブロック(約30秒ごと)が作られるたびに新しく発行されます。チェーンの設定では、1ブロックあたりの発行は約91日ごとに約4.3%ずつ減る仕組みで、2026年10月4日時点では1ブロックあたり約73.2 XYMでした。始まってからの発行は約7.2億 XYMです。

ネムとシンボルの特徴(公式の資料より)

  1. ネムは、残高だけでなく取引の活発さも見る「プルーフ・オブ・インポータンス」で取引を承認する
  2. ネムは発行が終わっており、ブロックを作った人は手数料を受け取る
  3. シンボルは、XYMを預けてブロックを作る仕組み(10,000 XYM以上が条件)

■ネムとシンボルのリスク・注意点

XEM・XYMを持つ前に知っておきたいこと

  • △ 国内で扱う会社が減っている(2025年にGMOコインがXEM・XYM、ビットトレードがXEMの扱いを終了)
  • △ 取扱いをやめた2社とも、理由に「グローバルでの流動性」の不足・低下を挙げている
  • △ XYMは上限まで発行が続くため、枚数は増えていく
  • △ 国内の販売所では、売値と買値の差(スプレッド)が実質的なコストになる
  • △ 価格は大きく変動し、買った金額を下回ることがある

各社のお知らせ・公告とチェーンの公開データより

■国内の取扱いと、終了した前例

この章の出典

各社の公式の手数料ページ・お知らせ・公告と、金融庁の登録業者一覧(2026年9月1日現在)によります。

取引所XEMXYM
コインチェック取引所(板):手数料 0%(公式)扱いあり(取引所の手数料表には無し)
bitFlyer販売所(公式)販売所
bitbank扱いなし取引所(板):Maker -0.02%/Taker 0.12%(公式)
ビットトレード2025年8月29日に終了取引所(板):メイカー 0%/テイカー 0.1%(公式)
Zaif金融庁の一覧に記載金融庁の一覧に記載
GMOコイン2025年に終了2025年に終了

各社の公式ページ(2026年10月4日確認)。Zaifは作業環境から公式サイトを開けず、金融庁の一覧の記載だけを載せています

金融庁の一覧(2026年9月1日現在)には、XYMを扱う業者としてbitFlyer、ビットバンク、ビットトレード、コインチェック、Zaifの5社、XEMを扱う業者としてbitFlyer、コインチェック、Zaifの3社が載っていました。

GMOコインの例:6銘柄の取扱い廃止(2025年)

発表2025年5月21日
対象XEM・BAT・QTUM・ENJ・XYM・MONA
理由グローバルでの流動性不足により、カバー取引や価格の生成を続けるのが難しいため
流れ6月28日に取引所(現物)と預入を終了、7月28日に送付を終了、8月2日に廃止
廃止後残った分は市場価格で売却し、日本円にして口座へ付与

出典:GMOコイン「XEM、BAT、QTUM、ENJ、XYM、MONAの取扱廃止に関するお知らせ」(2025年5月21日)

ビットトレードの例:XEMの取扱い廃止(2025年)

公告2025年7月23日(MONA・XEM・MKRの3銘柄)
理由グローバルでの流動性の低下により、カバー取引や価格の生成を続けるのが難しいため
流れ7月25日に入金停止、8月6日に販売所の取引停止、8月29日に送金停止・廃止
廃止後日本円に換えて口座へ反映。売却が難しい場合は5年間、返還の求めに応じる

出典:ビットトレード「MONA、XEM、MKR の取扱い廃止に関するお知らせ」(2025年7月23日)

草コイン研究室 編集部

編集部

2社とも、ネムやシンボルそのものの評価ではなく、「世界の市場で売り買いが少なく、会社として価格を出し続けるのが難しい」という理由を挙げていました。「将来性」を考えるときは、この流動性の事実が手がかりになります。

XEMとXYMの手数料と扱いを、公式ページで確かめられます。

手数料と銘柄を公式で見る›

XEMは取引所(板)の手数料が0%と公式に明記。送金手数料などは、公式ページで確かめてください

暗号資産の取引についてのご注意

コインチェック株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00014号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。

■2018年のコインチェックのNEM流出

ネムの名前が広く知られたきっかけの一つが、2018年の流出です。関東財務局の処分の文書(平成30年1月29日)によると、2018年1月26日、コインチェックが保有していたNEMが不正に外部へ送信され、顧客からの預かり資産5億2,300万XEMが流出しました。同局は同社に業務改善命令を出し、3月8日にも経営管理などの問題を理由に2度目の業務改善命令を出しています。

これは取引所の管理の問題として処分されたもので、ネムのブロックチェーンが止まったという記述は、処分の文書にはありません。取引所に預ける場合も、自分で管理する場合も、預け先と鍵の扱いを確かめておくことが大切です。

■XEM・XYMを持っている方が確かめたいこと

先に確かめておくこと

1

自分の取引所が扱いを続けているか

2025年はGMOコインとビットトレードが扱いを終えました。お知らせの欄を確かめます

2

送り先がXEMとXYMのどちらに対応しているか

名前が似ていますが別のチェーンです。間違えると届かないことがあります

3

売る場所が販売所か取引所か

販売所は売値と買値の差があります。送り方は出金・送金の記事で整理しています

取扱いが終わっても、手続きを知っていれば慌てずにすみます。

  • ✔ 期日までは、その取引所で売ることも、対応するアドレスへ送ることもできた(2社の前例)
  • ✔ 期日後に残った分は、会社が日本円に換えて口座に戻した
  • ✔ ビットトレードは、売却が難しい場合に5年間の返還に応じるとしている

■取扱い終了のお知らせを受け取ったら

STEP 1

日付を確かめる

入金の停止、売買の停止、送金の停止、廃止の日時を確かめます。

STEP 2

売る・送る・待つを決める

送る場合は、送り先がXEM(またはXYM)に対応しているかを確かめます。流れは上場廃止になったらどうなる?にまとめています。

STEP 3

換金のあとの税金を考える

会社が日本円に換えたときも損益が出ます。考え方は仮想通貨の税金の記事で整理しています。

■関連する用語

ネムとシンボルの記事に出てくる言葉

ハーベストネムやシンボルで、ブロックを作って報酬(手数料など)を受け取ること
プルーフ・オブ・インポータンスネムの承認の仕組み。残高だけでなく、取引の活発さなども見る
流動性売りたいときに売れ、買いたいときに買える度合い。売買が少ないと低くなる
カバー取引取引所が、お客様との売買で生じた持ち高を、ほかの市場で反対の売買をして調整すること

■ネムとシンボルについてよくある質問

Q. ネムとシンボルは、どちらを持てばよいのですか?

A. 当サイトは、特定の暗号資産の売買をおすすめしていません。XEMは発行が終わっていて増えないこと、XYMは上限まで発行が続くこと、国内で扱う会社の数(金融庁の一覧でXEMは3社、XYMは5社)が違うことを、判断の材料にしてください。

Q. シンボルの将来性はありますか?

A. 事実としては、総供給は上限の約95.1%まで発行済みで、1ブロックあたりの発行は約91日ごとに減っていきます。国内では2025年にGMOコインが扱いを終え、理由に世界の市場の流動性不足を挙げていました。

Q. ネムは国内でまだ買えますか?

A. 金融庁の一覧(2026年9月1日現在)には、bitFlyer・コインチェック・Zaifの3社が載っていました。当サイトが公式ページで確かめた時点(2026年10月4日)では、コインチェックは取引所(板)、bitFlyerは販売所で扱っていました。扱いは変わることがあるので、各社の公式ページでご確認ください。

■【まとめ】XEMとXYMは「発行」と「国内の扱い」を分けて確かめる

ネム(XEM)は2015年に全量が発行され、もう増えません。シンボル(XYM)はネムをもとに2021年に始まり、上限の8,999,999,999 XYMまで、少しずつ発行が続いています。国内では、2025年にGMOコインとビットトレードが、世界の市場の流動性の低下を理由に扱いを終えました。

持っている方は、取引所のお知らせ、送り先のチェーン、販売所と取引所の違いを先に確かめておくと安心です。

※記事内の情報は、2026年10月4日にNEMの技術文書、Symbolのチェーンの公開ノードの値、各社の公式ページ・お知らせ・公告、財務局と金融庁の資料で確認した内容です。英語の原文は当サイトが要約しました。総供給などの数字は確認時点のもので、日々変わります。当サイトは価格の予想や、特定の暗号資産の売買のおすすめはしていません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

草コイン・アルトコインの世界が大好きな編集部です。夢がある一方で、詐欺やラグプルで大切なお金を失う方もいる世界です。だからこそ、公式の発表や取引所の情報、金融庁の登録一覧まで確かめて、仕組みとリスクをきちんとお伝えします。楽しく、でも慎重に。ご一緒に草コインを研究していきましょう。

目次