草コインに強い国内取引所5社を公式情報で比べた結果はこちら

暗号資産のガス代とは?仕組みと確定申告での扱いを国税庁FAQで確認

ガス代とは?国税庁FAQで確認

※この記事には広告が含まれます。記事内のリンクから口座開設などをされた場合、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。紹介料の有無や額は、記事の内容や掲載の順番に関係しません。暗号資産の売買は、ご自身でご判断くださいますようお願いいたします。

暗号資産の送金やスワップのときにかかる「ガス代」とは、ブロックチェーン上で処理をしてもらうために払う手数料のことです。草コインをウォレットへ送ろうとして、「ガス代が足りない」と表示されて戸惑った方もいるかもしれません。この記事では、イーサリアムの公式ドキュメント(2026年11月5日確認)をもとに仕組みを説明し、確定申告での扱いを国税庁のFAQの原文で確かめました。

先に結論をお伝えします。ガス代は、イーサリアムではETHで払います。処理が失敗しても払った分は戻りません。税金の扱いについては、国税庁のFAQに「購入手数料」と「売却時の手数料」の記載はありますが、ガス代と明記したものは、読んだ範囲には見当たりませんでした。

目次

■ガス代とは?なぜかかるのか

ガス代(ガスフィー)ブロックチェーンで処理を行うときに払う手数料

イーサリアムの公式ドキュメントでは、ガス(gas)を「特定の操作を実行するのに必要な計算の量を測る単位」と説明しています。

取引所の手数料とは別に、ブロックチェーンへ支払うものです

公式ドキュメントによると、処理には計算の資源が要ります。その対価を払うことで、ネットワークが迷惑な処理であふれたり、止まったりしないようにしています。

ゆうと

ゆうと

国内の取引所の画面で売買するだけなら、ガス代は表に出てきません。ウォレットへ送るときやスワップのときに、はじめて見ることが多いです。

■ガス代はどう決まる?計算の仕組み

公式ドキュメントでは、ガス代は「使うガスの量 × ガス1単位あたりの価格」で決まると説明されています。価格は「gwei(ジーウェイ)」で表されます。1 gweiは、ETHの10億分の1(0.000000001 ETH)です。

価格は、次の2つの足し算です。

名前内容(公式の説明)
ベースフィープロトコルが決める最低額。支払ったうちのこの分は「バーン」(焼却)されて流通から取り除かれる
優先手数料(チップ)利用者が上乗せする分。バリデーター(処理をする側)に選ばれやすくするための額

出典:ethereum.org「Gas and fees」(2026年11月5日確認)

公式の例:ETHを送るとき

ETHの送金に必要なガス21,000単位
ベースフィー10 gwei+チップ2 gweiのとき21,000 × (10 + 2) = 252,000 gwei(0.000252 ETH)

出典:ethereum.orgの例。数字は説明用の例で、今の実際の価格ではありません

同じ例で、送金者の口座から引かれるのは、送る額に手数料を足した分です。受け取る側には、送った額がそのまま入ります。

■ガス代が高くなるとき・安くなるとき

公式ドキュメントによると、ベースフィーは前のブロックの混み具合で決まります。ブロックが目標より多く埋まると、次のブロックでは最大12.5%上がり、少ないと下がります。優先手数料も、混んでいれば高く、空いていれば低く設定できるとされています。

つまり、ガス代は固定ではなく、そのときの混雑で変わります。「何時が安い」と決まった時間帯は、読んだ公式ドキュメントには書かれていませんでした。送る前に、ウォレットに表示される見積もりをご確認ください。

また、公式ドキュメントには、処理が失敗してもガス代は払う、とも書かれています。

■確定申告ではどうなる?国税庁のFAQで確かめた範囲

国税庁の「暗号資産に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」(令和7年12月26日付)には、手数料について次の記載があります。

場面FAQの記載
購入のときの手数料(1-5)取得価額に加算する。例:200万円の購入で手数料550円なら、取得価額は2,000,550円
売却のときの手数料(2-3)売却による所得の計算上、必要経費になる費用の例に挙げられている
ガス代(ブロックチェーンへの手数料)読んだFAQの範囲には、ガス代と明記した記載は見当たらない

出典:国税庁FAQ(2026年11月5日確認)

FAQにない部分を、当サイトで「経費になる」「ならない」と言い切ることはできません。ガス代を計算に入れたい場合は、税務署か税理士にご相談ください。計算の基本は草コインの税金の計算の記事にまとめています。

また、ガス代をETHで払うこと自体が、ETHを手放す行為にあたります。その損益の計算が必要になる場合があるかどうかは、FAQにガス代の明記がないため、税務署か税理士にご確認ください。

なお、国内の取引所を使わない取引(海外・個人間)の記録について、FAQには、取引履歴や銀行口座の出入金などから取得価額・売却価額を確認する方法が書かれています。ガス代の金額も、あとから見返せるよう、取引の日付と一緒に控えておくと安心です。

ガス代まわりで気をつけたいこと

  • △ ガス代用のETHが要る:イーサリアムでは、手数料はETHで払うと公式に書かれています。送りたい通貨だけを持っていても、手数料を払えないことがあります
  • △ 失敗しても戻らない:処理が失敗しても、ガス代は払うと公式に書かれています
  • △ 混雑で金額が変わる:送る前に、ウォレットの見積もりで確かめます
  • △ 送金先の間違い:ブロックチェーンの送金は、一般に取り消せません

出典:ethereum.org(2026年11月5日確認)ほか

■ガス代についてよくある質問

Q. ガス代とは何ですか?

A. ブロックチェーンで処理を行うときに払う手数料です。イーサリアムでは、使うガスの量とガス1単位あたりの価格をかけて決まります。

Q. gweiとは何ですか?

A. ETHの10億分の1の単位です。ガスの価格を表すときに使われます。

Q. なぜETHを持っていないと送れないのですか?

A. イーサリアムのガス代は、ETHで払うと公式に書かれているためです。

Q. 失敗したガス代は戻りますか?

A. 公式ドキュメントでは、処理が成功しても失敗しても払うと書かれています。

Q. ガス代は確定申告で経費にできますか?

A. 国税庁のFAQには購入手数料と売却時の手数料の記載がありますが、ガス代と明記したものは読んだ範囲に見当たりませんでした。税務署か税理士にご確認ください。

■ウォレットで送るときのガス代

Tangem公式ヘルプセンターによると、Tangem Walletで送金すること自体に手数料はかからず、かかるのはブロックチェーンのネットワーク手数料(ガス代)です。送る前にアプリで手数料の目安を見て、足りない通貨を先に用意します。

カード型のハードウェアウォレットのTangem Walletの対応銘柄や、取引所から送れない銘柄は、Tangem Walletの記事にまとめています。

取引所の外で保管する方は、Tangem Walletの価格を見られます。

Tangemの価格を見る›

価格と送料は日本の販売サイトで確認できます

※Tangem Walletは暗号資産を保管するための機器で、暗号資産交換業者ではありません。ボタンから購入された場合、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。価格と送料は日本の販売サイトでご確認ください。

■【まとめ】ガス代は変わる手数料。払う通貨と税の扱いを確かめる

ガス代は、ブロックチェーンの処理に払う手数料で、混雑で変わります。税金の扱いは、国税庁のFAQの範囲では、購入・売却の手数料の記載までです。

STEP 1

手数料の通貨を用意する

イーサリアムなら、ガス代用のETHが要ります。

STEP 2

送る前に見積もりを見る

ウォレットに出る金額を確かめます。

STEP 3

記録を残す

日付・金額・送金先を控えておきます。

この記事で確かめられたこと

  • ✔ ガス代は「ガスの量 × 価格」で決まり、混雑で変わる
  • ✔ 処理が失敗しても、ガス代は戻らない
  • ✔ 国税庁FAQに、ガス代と明記した記載は見当たらない

※ガス代の仕組みはethereum.orgの公式ドキュメント、税の記載は国税庁FAQ(令和7年12月26日付)にもとづきます(2026年11月5日確認)。税の判断は税務署・税理士にご確認ください。

この記事は、公表された数字・公開データ・過去の値動きをもとに当サイトの見方をまとめたもので、特定の売買をおすすめするものではありません。見方は記事の時点のもので、相場の先行きを保証するものではありません。暗号資産は値動きが大きく、元本を割り込むおそれがあります。お取引はご自身の判断と責任で行ってください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ゆうとです。仕事の合間にニュースやSNSで相場の話題を見るうちに、草コインやミームコインが気になるようになりました。ただ、値上がりの話の裏には、詐欺や上場廃止で大切なお金を失う方もいると知り、買う前に確かめたいと思っています。公式の発表や取引所のお知らせ、金融庁の登録一覧を読んで、仕組みとリスクを事実でお伝えします。運用の成績や保有している銘柄はお示しできませんが、調べたことは出典とあわせて書いています。

目次