※この記事には広告が含まれます。記事内のリンクから口座開設などをされた場合、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。紹介料の有無や額は、記事の内容や掲載の順番に関係しません。暗号資産の売買は、ご自身でご判断くださいますようお願いいたします。
アルゴランド(ALGO)は、「Pure Proof of Stake」という方式で、取引を数秒で確定させることを特徴にしたブロックチェーンと、その暗号資産です。上限は100億ALGOで、うち約90.7億ALGO(約91%)がすでに出ています。この記事では、仕組み、手数料、ステーキング報酬、ガバナンスの変化、1年で約43%下がったチャート、国内の取扱いを、公式の資料と数字で整理しました。確かめられなかった点は、そのように書いています。
■アルゴランド(ALGO)とは?どんなブロックチェーン
| 項目 | 公式の説明 |
|---|---|
| 合意の方式 | Pure Proof of Stake。ブロックごとに、提案者と投票する委員会をランダムに選ぶ |
| 確定 | フォークが起きない設計で、ブロックに入った時点で取引が確定すると説明 |
| ブロックの間隔 | 平均2.82秒(開発者向け資料) |
| 最低手数料 | 混雑していないとき、1取引あたり0.001ALGO |
| 1ブロックの大きさ | 最大5,242,880バイト(5MB)の取引データ |
| 処理能力の公式表記 | 「10,000+ transactions per second」(トップページ)。当サイトは実測していません |
Why Algorand?、Blocks、Transactions、algorand.coにもとづく整理。いずれもAlgorand側の説明で、第三者の検証ではありません
つまり、アルゴランドは「確定が早く、手数料が決まった額で済む」ことを土台にしたチェーンです。ここから先で、その仕組みを順に見ていきます。
■Pure Proof of Stakeとは?ブロックを決める仕組み
Algorandの技術ページによると、Pure Proof of Stakeでは、ブロックごとに「提案者」と「投票する委員会」を、検証できる乱数(VRF)で選びます。選ばれる確率は、オンライン登録したアカウントのステーク(持っているALGO)の量に応じます。選ばれたかどうかは、参加者が自分で計算して分かる仕組みで、攻撃する側が前もって狙いを定めにくい、と説明されています。
オンラインにする
合意に参加するには、アカウントを「オンライン」にして、参加用のキーを登録します(開発者資料)。
提案者と委員会の選出
ブロックごとに、ステークの量に応じた確率で、提案者と投票する委員会が選ばれます。
投票して確定
委員会の投票が定足数に達するとラウンドが終わり、ブロックが台帳に書き込まれます。
安全性について、公式の技術ページは、正直な参加者がステークの3分の2より多くを持つ限り、悪意のある参加者がいても、フォークや二重払いを防げると説明しています。また、ALGOをロックせずに自分のウォレットに置いたまま参加できる、とも案内しています。
ゆうと
■アルゴランドの手数料と取引の速さは?公式の数字
開発者向けの資料によると、ネットワークが混雑していないときの最低手数料は、1取引あたり1,000マイクロALGO(0.001ALGO)で、固定です。今の価格(約16.06円)に当てはめると、1取引あたり約0.016円です。混雑したときは、プロトコルの資料にあるとおり、受け付けの条件になる最低手数料が上がる仕組みがあります。
公式資料の数字(アルゴランド)
| 最低手数料(混雑していないとき) | 0.001ALGO(約0.016円) |
|---|---|
| ブロックの間隔 | 平均2.82秒 |
| 1ブロックの上限 | 5MBの取引データ |
| 取引のグループ化 | 最大16件を、全部成功か全部失敗かで同時に実行 |
出典:出典:Blocks、Transactions。円換算は2026年10月29日のCoinGeckoの価格(約16.06円)から当サイトが計算した参考値です。実際のブロックの間隔や手数料の実績は、当サイトでは測っていません
一方で、「1秒に10,000件以上を処理できる」「稼働開始から停止がない」といった表記は、公式のトップページにあるAlgorandの自己紹介です。実際に使われている量は、これと別の話なので、当サイトは数字をそのまま引用するにとどめます。
■アルゴランドで作れるもの:AVM・ASA・State Proofs
AVMとスマートコントラクト
開発者向けの資料によると、AVM(Algorand Virtual Machine)は、バイトコードで動くスタック型のプログラム実行環境です。プログラムは2種類あります。取引の内容を確かめて署名のように承認する「スマートシグネチャ」と、取引から呼び出されて状態(残高や記録)を持てる「スマートコントラクト」です。
ASA(トークンを発行する仕組み)
ASAの資料によると、Algorand Standard Assets(ASA)は、ALGOと同じ安全性と速さで動くトークンを、ネットワークの機能として作る仕組みです。ステーブルコイン、ポイント、収集品などに使えると案内されています。保有する資産ごとに、アカウントの最低残高が0.1ALGO増えること、受け取る側があらかじめ「オプトイン」する必要があることが、条件として書かれています。
State ProofsとFalcon署名
プロトコルの資料によると、State Proofsは、ブロックチェーンのある時点の状態を、軽い証明で外から検証できるようにする仕組みです。Falcon署名は、Why Algorand?に、将来の量子コンピューターを見据えた格子ベースの署名方式として出てきます。トップページには、耐量子への取り組みの年表とロードマップも載っていますが、当サイトは、その中身を一つずつ確かめてはいません。
■ALGOの発行枚数は?上限と今の流通量
ステーキング報酬のFAQには、「The Algo supply will remain capped at 10 billion.(ALGOの供給は100億で上限が固定される)」とあります。CoinGeckoの表示では、流通量は約90.7億ALGOで、上限の約91%です。
これまでの配布の予定や、残りの約9.3億ALGOがどのように出てくるかは、公式の原文では確かめられなかったため、書いていません。
■ステーキング報酬とガバナンスの変化は?
アルゴランドは、報酬の仕組みを、ガバナンスへの投票から、ブロックの提案への報酬に切り替えました。Algorandの2025年3月31日の記事によると、ガバナンス報酬は約3年半で終了し、あとのガバナンスは、報酬のない住民投票のような投票と、専門の評価者(xGov)の仕組みで進める、と書かれています。
| 項目 | 公式の説明 |
|---|---|
| 報酬の払われ方 | ブロックを提案したアカウントに、そのブロックの手数料の50%(現行値)が入る。Foundationからのボーナスもある |
| 最低・最大の残高 | 30,000ALGO以上、70,000,000ALGOまで(FAQ)。30,000未満の人は、委任や共同のサービスを使う方法がある、と案内 |
| ボーナスの形 | 10ALGOから始まり、100万ブロックごとに1%ずつ減る。Foundationの財務から約24ヶ月分の固定の枠 |
| 失格 | 長く提案しない、確認の信号を返さないなどで、オフライン扱いになる |
| ロックと没収 | FAQは「ロック期間なし」「スラッシングなし」と案内 |
出典:Staking Rewards(開発者向けの資料)、Staking Rewards FAQ。ボーナスの開始時期は、読んだ公式ページに日付が書かれておらず、確かめられていません
つまり、自分のALGOを預けるだけで自動的に報酬が入る、という形ではありません。自分でノードを動かして、30,000ALGO以上を登録するか、国内の取引所のように、取扱会社がまとめて行うステーキングのサービスを使うことになります。
国内の取引所のステーキング
SBI VCトレードは、ステーキングのページで、ALGOを対象銘柄に入れています。ページには「年率5.2%」と表示され、注記は「直近1ヶ月間の当社実績値」でした(2026年10月29日確認)。お客さまに渡る報酬は「ステーキング実績の75%」です。報酬は、毎月1日から月末までの平均保有数量をもとに、翌月15日までに付与されます。これは過去1ヶ月の実績で、将来の受け取りを約束するものではなく、毎月変わります。
■アルゴランドのチャートは?1年で約43%下落
チャート:TradingView(COINBASE:ALGOUSD)
同じ1年で、ビットコインは円建てで約26.3%下がっています。ALGOの下げは、その1.6倍です。月ごとの日次の値は、次のように動きました。
| 月 | 日次の値の範囲(円) |
|---|---|
| 2025年10月(29日から) | 26.7〜28.3 |
| 2025年11月 | 21.3〜29.1 |
| 2025年12月 | 16.9〜22.3 |
| 2026年1月 | 17.3〜22.3 |
| 2026年2月 | 13.3〜19.7 |
| 2026年3月 | 13.0〜21.1 |
| 2026年4月 | 14.9〜19.7 |
| 2026年5月 | 16.9〜20.9 |
| 2026年6月 | 13.4〜20.4 |
| 2026年7月 | 12.6〜14.7 |
| 2026年8月 | 12.4〜15.5 |
| 2026年9月 | 13.7〜21.4 |
| 2026年10月(29日まで) | 16.0〜20.9 |
ALGOの月別の日次の値(CoinGecko・円建て。2026年10月29日取得)
11月に約29円だった値が、翌年の7月から8月にかけて約12円台まで下がり、9月に約21円まで戻したあと、10月29日には約16円です。こうした上下の理由は、当サイトでは確かめられていないため書いていません。
■アルゴランドの最高値はいくら?今との距離
CoinGeckoの円建ての表示では、過去最高値は2019年6月20日の約382.89円です。今の値段は、そこから約96%低い水準で、最高値に並ぶには今の約23.8倍の値段が要ります。
■アルゴランドはどこで買える?国内の取扱い
金融庁の登録業者一覧(2026年9月1日現在)で、ALGOを取扱い対象に載せているのは、SBI VCトレード、マーキュリー、Binance Japanの3社です。コインチェック、GMOコイン、bitFlyer、ビットバンクは、この一覧のALGOの欄に載っていません。登録上の取扱いなので、今も売買できるかは各社の取扱銘柄ページで別に確かめます。
公式ページで確かめられたのは、SBI VCトレードだけです。ALGOのサービスページで、販売所(現物)で1ALGOから買える、と案内しています。今の価格では、約16.06円分です。口座管理費、年会費、日本円の入出金、暗号資産の入出庫の手数料は、かからないと書かれています。取扱暗号資産のページでも、ALGOが取扱い銘柄に入っていることを確かめました。
SBI VCトレードの取引所(板取引)でのALGOの扱いは、読んだページに書かれておらず、確かめられていません。マーキュリーとBinance Japanは、金融庁の一覧に載っていますが、公式ページの中身を当サイトが確かめていないため、表に入れていません。
| 業者 | ALGOの扱い | 公式 |
|---|---|---|
| SBI VCトレード | 販売所で1ALGOから。ステーキングの対象 | 公式サイト › |
公式ページで確認できた業者のみ掲載(2026年10月29日確認)
ALGOを国内で買うなら、扱う会社が限られます。
- ✔ SBI VCトレードは、販売所で1ALGO(今の価格で約16円)から買える
- ✔ ステーキングの対象銘柄で、条件はページに公開されている(結果は毎月変わる)
- ✔ 金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者
暗号資産の取引についてのご注意
SBI VCトレード株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00011号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。
扱う会社を選ぶ
金融庁の一覧でALGOを取扱い対象にしている会社を見つけ、各社の取扱銘柄ページで、今も売買できるかを確かめます。
送るときは先に確かめる
ほかの会社やウォレットへ送るときは、送り先がALGOの入金に対応しているかを先に確かめます。送り方は出金・送金の記事にまとめています。
税金を考える
売買や交換で損益が出ることがあります。ステーキングの報酬の扱いはステーキングの税金の記事で、全体の考え方は仮想通貨の税金の記事で整理しています。
■アルゴランドが伸びにくいと言われる点は?弱みと注意
■アルゴランドについてよくある質問
Q. アルゴランドとは何ですか?
A. Pure Proof of Stakeという方式で動くブロックチェーンと、その基軸の暗号資産ALGOです。公式は、ブロックに入った時点で取引が確定し、ブロックの間隔は平均2.82秒と説明しています。
Q. ALGOの発行枚数は?
A. 上限は100億ALGOで、公式のFAQに「供給は100億で上限が固定される」とあります。CoinGeckoの流通量は約90.7億ALGOで、上限の約91%です。
Q. アルゴランドの手数料はいくらですか?
A. 混雑していないとき、1取引あたり0.001ALGOで固定です。混雑すると、受け付けの最低手数料が上がる仕組みがあります。
Q. アルゴランドの将来性は?
A. 公式の資料から確かめられる材料は3つです。取引の確定が早く手数料が低い設計であること、トークン発行(ASA)やスマートコントラクトの機能があること、ガバナンスと報酬の仕組みが2025年に変わったことです。価格の予想は、当サイトでは書いていません。この1年で値段は約43%下がりました。
Q. アルゴランドのステーキングはできますか?
A. 自分でノードを動かす場合は、30,000ALGO以上が報酬の条件です。国内では、SBI VCトレードがALGOをステーキングの対象にしています。年率の表示は毎月変わる実績で、将来を約束するものではありません。
Q. アルゴランドは国内で買えますか?
A. SBI VCトレードの販売所で、1ALGOから買えます(公式ページで確認)。金融庁の一覧には、マーキュリーとBinance Japanも載っていますが、当サイトは公式ページを確かめていません。
Q. 販売所と取引所(板)では、何が違いますか?
A. 販売所は会社が示す値段で買う方法で、手数料が無料でも、買値と売値の差(スプレッド)が実質の負担になります。取引所(板)は利用者どうしで売買する方法で、自分で値段を決めて注文を出せます。
■【まとめ】アルゴランドは、確定の早さと報酬の仕組みで読む
ALGOは、ブロックごとにランダムに選ぶPure Proof of Stakeで、取引を平均2.82秒で確定させるとうたうチェーンの暗号資産です。上限は100億枚で、約91%が出ています。手数料の安さや機能は公式の説明で確かめられましたが、値段はこの1年で約43%下がり、国内で買える会社も限られます。持つ場合は、大きく動いても暮らしに響かない範囲にとどめます。
次に読む
比べる 草コインはどこで買う?国内で扱う69銘柄と取引所 › 銘柄ごとに、国内で扱う登録業者を一覧で見られます 次の疑問 SBI VCトレードの手数料は?出金0円、DOGEは送れない › ALGOを扱う会社のひとつ、SBI VCトレードの手数料と使い勝手をまとめています 別の道 スイ(SUI)とは?発行は100億枚・流通は4割・ステーキングの仕組み › 同じく上限100億枚で、ステーキングのあるチェーンです 税金 ステーキング報酬の税金はいつ?時価が収入、エアドロップは明記なし › 報酬を受け取ったときの税金の考え方を整理しています暗号資産の取引についてのご注意
SBI VCトレード株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00011号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。
※価格はCoinGecko(2026年10月29日取得)、仕組み・手数料・報酬の説明はAlgorand(algorand.co・dev.algorand.co)の公式ページ(2026年10月29日確認)、取扱いは金融庁の資料とSBI VCトレードの公式ページによります(2026年10月29日時点)。英語の原文は当サイトが訳しました。
この記事は、公表された数字・公開データ・過去の値動きをもとに当サイトの見方をまとめたもので、特定の売買をおすすめするものではありません。見方は記事の時点のもので、相場の先行きを保証するものではありません。暗号資産は値動きが大きく、元本を割り込むおそれがあります。お取引はご自身の判断と責任で行ってください。
