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ソラナ(SOL)は、アプリを動かす基盤として作られたブロックチェーン「Solana」のコインです。SOLは取引手数料の支払いやステーキングに使われ、CoinGeckoの流通量は約5.9億SOL、総供給は約6.4億SOLです。この記事では、まず公式の資料で仕組みを順に読みます。Solanaの公式ページでは、2026年10月に新しい合意の仕組み「Alpenglow」が本番で動き出したと案内されているため、その点も取り上げます。そのあとで値動きと国内の取扱いを確かめます。
■ソラナ(SOL)とは?Solanaのコインの役割
Solanaは、公式ドキュメントで「Mainnet(本番)」「Devnet(開発者の試験用)」「Testnet(ネットワーク更新の負荷試験用)」の3つのクラスターに分けて説明されています。本番のMainnetは、誰でも参加できる(パーミッションレスな)ネットワークで、そこで使うSOLは実際の価値を持つコインです。DevnetとTestnetのトークンには価値がありません。
国内の取引所では、SBI VCトレードのSOLのページが、ソラナを「2017年にAnatoly Yakovenkoらによって考案されたブロックチェーン・プラットフォーム」と紹介しています。同ページの基本情報では、発行開始は2020年3月16日です。
■ソラナの仕組みは?アカウント・プログラム・トランザクション
公式ドキュメントによると、Solanaのすべての状態は「アカウント」に保存されます。ネットワークは、32バイトのアドレスをキー、アカウントを値とするキー・バリューのストアとして状態を持ちます。アカウントに入るのは、実行できるコード(プログラムのアカウント)、プログラムの状態(データのアカウント)、システムのアカウント、ネットワーク全体の状態(sysvar)などです。
アカウントのデータを書き換えたり、lamportを引き出したりできるのは、そのアカウントを所有するプログラムだけです。コードと状態が別々のアカウントに分かれている点が、Solanaの設計の特徴です。
プログラムは、公式ドキュメントによると、LLVMでSolana Bytecode Format(sBPF)にコンパイルされ、実行できるアカウントに保存されます。開発には、AnchorやPinocchio、ネイティブのRustという方法があります。アップグレードできる形(loader-v3)で置かれたプログラムは、アップグレード権限が設定されている間は更新できます。この権限を取り消すと、プログラムは変更できなくなります。
ユーザー側の操作が「トランザクション」です。公式ドキュメントでは、1つのトランザクションに1つ以上の命令(instruction)と、署名、直近のブロックハッシュが含まれます。命令のどれか1つが失敗すると、トランザクション全体が失敗して状態の変更は元に戻ります。ただし、失敗した場合も手数料はかかります。
トークンはどう作られる?
Solana上のトークンは「SPLトークン」と呼ばれます。公式ドキュメントによると、トークンごとに「ミントアカウント」があり、総供給量・小数の桁数・発行権限・凍結権限が記録されます。持ち主ごと、トークンごとに「トークンアカウント」が別にあり、ウォレットは持つトークンの種類だけ、これを用意する必要があります。
ゆうと
■ソラナの手数料と保管料はいくら?
公式ドキュメントによると、基本手数料は署名1つにつき5,000 lamportsです。1 SOLは10億 lamportsなので、0.000005 SOLにあたります。今の価格(約15,745円)で計算すると、約0.079円です。この基本手数料は、50%が焼却され、50%がバリデーターに支払われます。
このほかに「優先手数料」があります。取引を早く処理してもらいたいときに、計算量(コンピュート・ユニット)に単価を付けて払う手数料で、公式は全額がバリデーターに支払われると説明しています。1つの命令の既定の上限は20万、1トランザクションの上限は140万コンピュート・ユニットです。
アカウントの保管料(レント)
アカウントをネットワークに置き続けるには、データの大きさに比例した最低限のlamportが必要です。公式ドキュメントの式は、「(アカウントの大きさ+128) × 3,480 lamports/バイト・年 × 2年」です。この残高は、アカウントを閉じると返ってくる預かり金のようなものです。
公式の式で計算した保管料の例(データ0バイトのアカウント)
| 式 | (0 + 128) × 3,480 × 2 = 890,880 lamports |
|---|---|
| SOLに直すと | 約0.00089 SOL |
| 今の価格での目安 | 約14円(2026年10月27日15時40分ごろの価格) |
出典:式はSolana Docs「Accounts」。当サイトの計算例で、実際の金額はアカウントの大きさによります
なお、公式のアップグレードのページには、保管料を5段階で約90%引き下げる計画があり、「一部が有効(Partially Activated)」と載っています。目標値は1バイトあたり696 lamports(従来は6,960)です。今、どの段階まで進んでいるかは、当サイトでは確かめられていません。上の例は、従来の式による参考値です。
■ソラナの合意の仕組みは?Proof of Historyから「Alpenglow」へ
これまでのSolanaは、時間の流れを記録する「Proof of History(PoH)」と、投票で合意する「Tower BFT」を組み合わせていました。Anzaの設計資料によると、PoHは検証可能な遅延関数による時間の源で、時間の単位は「スロット」です。スロットごとに1つの「リーダー」が決まり、リーダーがブロックを作ります。Tower BFTでは、新しい票が積まれるたびに、それまでの票のロックアウト(別のフォークに投票できない期間)が倍になります。
新しい仕組みが「Alpenglow」です。Anzaの説明によると、投票とブロックの確定を担う「Votor」と、データを広げる「Rotor」で構成され、TowerBFTとPoHを置き換えます。確定までの時間は、TowerBFTの約12.8秒から、中央値で約150ミリ秒を見込む、という説明です。この数字は、計算の負荷を除いたシミュレーションにもとづく見込みです。
Solanaの公式ページは、Alpenglowを含むAgave 4.3を「2026年10月にリリース」、Alpenglowを「Live on Mainnet(本番で稼働中)」と載せています(2026年10月27日確認)。同じページには、2026年8月のAgave 4.2で、スロットの長さが400ミリ秒から200ミリ秒になったことも載っています。
アップグレードのページには、ほかにも、バリデーターが合意に残るための「Validator Admission Ticket(VAT)」が稼働していること(最大2,000、1エポックあたり0.8 SOL)、1ブロックの上限が6,000万から1億コンピュート・ユニットになったことが載っています。
■ソラナの発行枚数は?インフレとステーキング
CoinGeckoの数字では、ソラナの総供給は約6.4億SOL、流通量は約5.9億SOLで、流通量は総供給の約92.7%です。最大供給量は、CoinGeckoに設定がありません。ビットコインのような固定の上限はなく、公式ドキュメントの説明では、インフレの率があらかじめ決められた計画で新しいSOLが出ます。
公式ドキュメントに書かれたインフレの計画
| 最初のインフレ率 | 年8% |
|---|---|
| 下がり方 | 毎年、前の年の15%ずつ下がる |
| 長期の率 | 年1.5%で固定 |
| 当サイトの計算 | 8% × 0.85の累乗が1.5%に届くのは、約10.3年後 |
出典:Solana Docs「Economics」。実際の今の率は、当サイトでは確かめていません
SOLを預けて報酬を得る仕組みが「ステーキング」です。公式ページによると、報酬は、今のインフレ率、ネットワーク全体で預けられたSOLの量、選んだバリデーターの稼働率と手数料(コミッション)で決まります。国内では、SBI VCトレードのSOLのページに、対象銘柄を口座に保有しているだけでステーキングの対象になる、という案内があります。報酬の税金は、ステーキングの税金の記事で整理しています。
■ソラナの弱みと注意点は?
■ソラナのチャートは?1年で約5割下げた
チャート:TradingView(COINBASE:SOLUSD)
同じ1年で、ビットコインは円建てで約27.6%下がっています。ソラナの下げはその1.7倍です。安値の2026年6月7日からは約1.6倍に戻しています。月ごとの日次の値は、次のように動きました。
| 月 | 日次の値の範囲 |
|---|---|
| 2025年10月28日〜11月 | 2.0〜3.0万円 |
| 2025年12月 | 1.9〜2.2万円 |
| 2026年1月 | 1.8〜2.3万円 |
| 2026年2月 | 1.2〜1.6万円 |
| 2026年3月 | 1.3〜1.5万円 |
| 2026年4月 | 1.3〜1.4万円 |
| 2026年5月 | 1.3〜1.5万円 |
| 2026年6月 | 1.0〜1.3万円 |
| 2026年7月 | 1.2〜1.3万円 |
| 2026年8月 | 1.1〜1.7万円 |
| 2026年9月 | 1.5〜1.9万円 |
| 2026年10月(26日まで) | 1.6〜1.9万円 |
ソラナの月別の日次の値(CoinGecko・円建て・日本時間9時ごろ。2026年10月27日15時40分ごろ取得)
こうした上下の理由は、当サイトでは確かめられていないため書いていません。
■ソラナの最高値はいくら?今の値段との距離
CoinGeckoの円建ての記録では、過去最高値は2025年1月19日の約45,840円です。今の値段は、そこから約66%低い水準で、最高値に並ぶには今の約2.9倍の値段が要ります。
■ソラナはどこで買える?国内の取扱い
GMOコインは、取引所(板)でSOLを扱っています。取引手数料はMaker −0.03%・Taker 0.09%、最小の注文数量は0.01 SOL、1回の最大注文数量は500 SOLです。販売所でも買え、販売所の取引手数料は無料で、スプレッドが実質的な手数料になります(最小注文0.005 SOL)。
コインチェックは、取引所手数料のページにSOLがあり、Maker・Takerとも0.000%です。ビットバンクは、手数料のページにSOL/JPYの板があり、手数料はMaker −0.02%・Taker 0.12%です(ページの表記は2026年2月2日時点)。
SBI VCトレードは、SOLのページで、販売所の最小購入量を0.001 SOLと案内しています。サービス概要の入出庫の表では、SOLの出庫は1回1,500 SOLまでで、マイナー手数料は同社が負担すると書かれています。
| 業者 | SOLの扱い | 公式 |
|---|---|---|
| GMOコイン | 取引所(板)・販売所 | 公式サイト › |
| コインチェック | 取引所(板) | 公式サイト › |
| ビットバンク | 取引所(板) | 公式サイト › |
| SBI VCトレード | 販売所(ステーキングの案内あり) | 公式サイト › |
SOLを扱う国内の登録業者のうち、4社の扱いを掲載(2026年10月27日に各社の公式ページで確認。ビットバンクの手数料表は2026年2月2日時点の表記)。金融庁の登録業者一覧(2026年9月1日現在)には、ほかにもSOLを取扱い対象に載せる業者があります
GMOコインなら、ソラナを板で売買できます。
- ✔ 取引所(板)の手数料は、Maker −0.03%・Taker 0.09%
- ✔ 最小の注文数量は0.01 SOLで、自分で値段を決めて注文を出せる
- ✔ ステラルーメンやカルダノなど、ほかの銘柄も同じ取引所(板)で扱っている
暗号資産の取引についてのご注意
GMOコイン株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00006号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。
扱う会社を選ぶ
上の表の会社から選び、販売所か取引所(板)か、最小の取引数量を各社の公式ページで見比べます。
送るときは先に確かめる
ほかの会社やウォレットへ送る予定があるときは、送り元の出庫の条件と、送り先がSOLの入金に対応しているかを、先に確かめます。送り方は出金・送金の記事にまとめています。
税金を考える
売買や交換で損益が出ることがあります。考え方は仮想通貨の税金の記事で整理しています。
■ソラナについてよくある質問
Q. ソラナの将来性は?
A. 公式の資料から確かめられる材料は3つです。Alpenglowなど2026年の更新が実際の処理の速さや安定につながるか、手数料や保管料の引き下げが使われ方に結びつくか、インフレ計画のもとで預ける人が増えるか、です。価格の先行きは、当サイトでは予想していません。
Q. ソラナの発行枚数は?
A. 上限は決まっていません。CoinGeckoの総供給は約6.4億SOL、流通量は約5.9億SOLです。公式ドキュメントでは、最初のインフレ率が年8%で、毎年15%ずつ下がり、長期は年1.5%とされています。
Q. ソラナの最高値はいくら?
A. CoinGeckoの円建てでは、2025年1月19日の約45,840円です。
Q. ソラナのチャートは、どこで見られますか?
A. この記事の上のほうに、米ドル建てのチャートがあります。円建ての値は、CoinGeckoや各社の画面で確かめられます。
Q. 販売所と取引所(板)では、何が違いますか?
A. 販売所は会社が示す値段で買う方法で、手数料が無料でも、買値と売値の差(スプレッド)が実質の負担になります。取引所(板)は利用者どうしで売買する方法で、自分で値段を決めて注文を出せます。
■【まとめ】ソラナは2026年の仕組みの変更を、公式のページで確かめて読む
ソラナは、アカウントとプログラムを分けた設計の上で、アプリやトークンが動くブロックチェーンです。2026年に、合意の仕組みやスロット、保管料が変わりました。値段はこの1年で約47.9%下がっているため、持つ場合は、大きく動いても暮らしに響かない額の範囲で考えるのが一案です。
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GMOコイン株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00006号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。
※価格はCoinGecko(2026年10月27日15時40分ごろ取得)、仕組みと更新はSolanaの公式サイト・公式ドキュメントとAnzaの資料、取扱いは金融庁の資料とGMOコイン・コインチェック・ビットバンク・SBI VCトレードの公式ページによります(2026年10月27日時点)。英語の原文は当サイトが訳しました。
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