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チェーンリンク(LINK)とは?オラクルの仕組みとステーキング

チェーンリンクとはオラクルの仕組み

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チェーンリンク(LINK)は、ブロックチェーンの外にある情報(為替や価格など)を、ブロックチェーンの上で動くプログラムに届ける「オラクル」の仕組みと、その支払いなどに使うトークンです。総供給の上限は10億LINKで、いまの流通量は約7.7億LINKです。この記事では、仕組み、サービス、LINKの使い道、ステーキングと準備金、国内の取扱いを、公式の資料にそって順に整理します。

チャート:TradingView(COINBASE:LINKUSD)

目次

■チェーンリンクとは?ブロックチェーンに外の情報を届けるオラクル

オラクルブロックチェーンオラクル

ブロックチェーンと、その外にあるデータやシステムをつなぐ仕組みです。Chainlinkの公式は、ブロックチェーンの上のプログラム(スマートコントラクト)は、ブロックチェーンの外のデータやシステムを、そのままでは扱えないと説明しています。

この「外の情報が直接は取れない」問題を、公式は「オラクル問題」と呼んでいます

Chainlinkの解説によると、オラクルが1つだけだと、その1つが止まったり誤ったデータを送ったりしたときに、プログラム全体が影響を受けます(単一障害点)。そこでChainlinkは、複数の独立したノード運営者と、複数のデータの出どころを組み合わせる「分散型オラクルネットワーク」を作る、としています。

運営の経緯について、公式のFAQは、Chainlinkが2017年9月にSergey NazarovさんとSteve Ellisさんによって設立され、メインネット(本番のネットワーク)は2019年5月に稼働した、と記しています。

ゆうと

ゆうと

たとえば「1ドルが何円か」を使って自動で精算するプログラムは、ブロックチェーンの中に為替の値を持っていません。外から値を持ってくる役がオラクルで、その値が誤っていれば精算も誤ります。オラクルの正確さが、チェーンリンクの価値の中心にあります。

■チェーンリンクの仕組みは?複数のノード運営者が価格を更新する

Chainlinkの代表的なサービスが「データフィード」です。公式ドキュメントによると、各データフィードは、複数の独立したChainlinkのノード運営者によって更新され、運営者はデータを公開することで報酬を受け取ります。公開されたデータはスマートコントラクトで検証・集約され、その結果がフィードの最新の値になります。

データフィードが更新されるきっかけ(公式ドキュメント)

偏差しきい値(Deviation Threshold)ブロックチェーンの外の値と、フィードにある値のずれが、決めた幅を超えたとき
ハートビート(Heartbeat Threshold)前回の更新から、決めた時間が過ぎたとき
更新の決まり方どちらかが先に満たされた時点で、新しい集約が始まる

出典:Chainlink Docs「Decentralized Data Model」

値が動かない時間が長くても、ハートビートによって一定の間隔で値が更新されます。また、フィードごとに参加するノード運営者の数やしきい値は違います。使いたいフィードの条件は、公式ドキュメントで個別にご確認ください。

■チェーンリンクで何ができる?データフィード・CCIP・VRF

サービス公式の説明LINKとの関係
データフィード価格などのデータを、複数のノード運営者がブロックチェーンに届ける公式FAQは、LINKをオラクルサービスの支払いなどに使うと説明
CCIPブロックチェーンどうしの間で、データと価値(トークン)を送るための規格手数料の払い方は、公式ページで確認できず
VRF改ざんできない乱数を作り、証明つきで届ける。ゲームやNFTなどで使うVRF v2.5では、LINKまたは接続先ブロックチェーンのネイティブトークンで支払える

Chainlink FAQ・CCIP・VRFの公式ページより(2026年10月27日確認)

CCIP(Cross-Chain Interoperability Protocol)について、公式ページは、ブロックチェーンをまたいでトークンの移転とメッセージの送信を行う規格と紹介しています。リスク管理のために、発行者などが運用する検証役(Cross-Chain Verifiers)を追加できるとも書いています。

VRFは、公式ドキュメントによると、スマートコントラクトが使う乱数を、暗号学的な証明つきで届けるサービスです。ブロックチェーンのゲームやNFTの開発が例として挙げられています。

公式が挙げる採用例は、どこまで読めばよいか

公式のFAQは、Swift、Euroclear、Mastercard、Fidelity International、UBSなどの大手の金融機関がChainlinkを採用していると記し、DeFi(分散型金融)ではAaveやLidoなどの名前も挙げています。CCIPのページにはSwiftやANZ、SBI Digital Marketsなどの発言も載っています。

採用例を読むときの注意

  • △ 掲載元:これらはChainlink自身のページの記載です。各社との取り組みの範囲や規模は、それぞれの発表でご確認ください
  • △ LINKとの関係:採用例がそのままLINKの需要を表すとは限りません。LINKがどの場面で使われるかは、サービスごとに違います
  • △ 数字:公式ページには取引額などの大きな数字も出ていますが、この記事では集計の定義が確かめられないため使っていません

出典:Chainlink FAQ、CCIPのページ

■LINKとは?使い道と発行枚数

LINKは、Chainlinkのネットワークで使われるトークンです。公式の「Economics」ページは、オラクルなどのサービスへの支払い、ネットワークの安全性の強化、安定した運用への報酬のために使うと説明しています。ノード運営者への報酬や、ステーキング(LINKを預ける仕組み)にも使われます。

LINKの発行枚数

総供給の上限1,000,000,000 LINK(公式は上限を10億と明記)
流通量(CoinGecko)766,849,970 LINK(約7.67億・上限の約77%)
流通量(公式ページの表示)「767M+」(約7.67億以上)
まだ流通していない分約2.33億LINK(上限−流通量。内訳は公式の資料で確かめられていません)

出典:Chainlink Economics、CoinGecko(2026年10月27日9時25分ごろ取得)

上限が決まっているので、ビットコインのように「それ以上は増えない」設計です。一方で、流通していない約2.3億LINKが今後どのように市場に出ていくかは、私たちが公式の資料で内訳を確かめられていません。これは見ておきたい点のひとつです。

■LINKのステーキングとは?上限と報酬、預けた後の流れ

ステーキングは、LINKをネットワークに預けて、報酬を受け取る仕組みです。公式のステーキングのページ(v0.2)には、次の数字が書かれています。

項目内容
全体の上限45,000,000 LINK
うち、コミュニティ向けの枠40,875,000 LINK(残りの4,125,000 LINKがノード運営者向け)
コミュニティの預け入れ1アドレスあたり最小1 LINK・最大15,000 LINK
基本の報酬(下限)年4.5%(LINK建て)。うち4%分はノード運営者へ回り、実質は年4.32%
引き出し解除を始めると28日の待ち時間。そのあと7日の請求期間があり、期間内に引き出さなかった分は自動でv0.2に戻る
罰則(スラッシュ)v0.2では、ノード運営者として預けた分のみが対象。コミュニティは対象外と記載

Chainlink Staking(2026年10月27日確認)

報酬の総額は一定で、預ける量が増えるとひとり当たりの率は下がる、と公式は説明しています。公式ページには、4,200万LINK超が預けられていると表示されていて、上限4,500万に対して約93です。枠が埋まりつつある状態といえます。

ゆうと

ゆうと

なお、この記事の時点で、国内の取引所のサービスでLINKのステーキングができるかは確認していません。公式のステーキングは、ご自身のウォレットから行う形です。仕組みと税金の考え方は、ステーキングとエアドロップの税金の記事で整理しています。

■Chainlink Reserveとは?LINKをためる準備金の仕組み

Chainlink Reserveは、2025年8月7日に公式ブログで発表された、LINKをためていく準備金です。目的は、ネットワークの長期的な成長と持続性を支えることとされています。

準備金に入るお金(公式ブログ)

大企業のオフチェーン収益Chainlinkの標準を使う企業からの支払い
オンチェーンのサービス料ブロックチェーン上のサービスの利用料
SVRのサービス手数料の50%以前はオラクルの報酬に回る予定だった分
LINKへの変換Payment Abstraction(支払いの仕組み)を通じてLINKに替えて、準備金に入れる

出典:Chainlink公式ブログ「Chainlink Reserve」

準備金のコントラクトには数日間のタイムロックがあり、公式は「数年間は引き出しを想定していない」と書いています。公式の「Economics」ページには、準備金の量が「5M+ LINK」(500万LINK超)と表示されています(2026年10月27日確認。この数字は日々変わります)。

■チェーンリンクのリスクは?知っておきたい点

チェーンリンクを調べるときに、私たちが気をつけている点

  • △ 公式の発信が中心:採用例や提携は、Chainlink自身のページが主な情報源です。第三者の確認が取れていない点は、そのまま鵜呑みにしません
  • △ 未流通の約2.33億LINK:上限10億のうち、まだ流通していない分の出方は、公式の資料で内訳を確かめられていません
  • △ ステーキングの条件:解除には28日の待ち時間がかかり、その間は動かせません。ノード運営者向けの預け入れにはスラッシュ(没収)の仕組みがあります
  • △ 準備金の数字は変わる:公式ページの表示は日々変わります。ためた量が、そのまま価格を支えるわけではありません
  • △ 値動きが大きい:この1年の値動きは、年率にしておよそ69%の大きさでした

出典:Chainlink Staking、Economics、CoinGecko

■チェーンリンクのチャートは?1年で下げ、9月にいったん戻した

チェーンリンク(LINK)の現在地

現在値約1,793円
24時間の騰落−0.6%
1年の騰落−36.6%
1年の高値2,831円(2025年10月27日)
1年の安値1,169円(2026年7月1日)
1年の値幅の中の位置安値から38%の所
時価総額約13,755億円
24時間の売買代金(世界の合計)約449億円
過去最高値約5,727円(2021年5月9日)

出典:CoinGecko(円建て・2026年10月27日9時25分ごろ取得)。1年の高値・安値は日次の値

同じ1年で、ビットコインは円建てで約27.8%下がっています。チェーンリンクの下げはその1.3倍です。今の値段は、過去最高値より約69%低く、最高値に並ぶには今の約3.2倍が要ります。

日次の値で見ると、2026年2月から7月は1,169円〜1,684円の間で動き、7月1日に1年の安値をつけました。8月から上向き、9月16日の1,690円から9月30日の2,299円まで約36%上がりましたが、10月26日の日次の値は1,794円で、そこから約22%戻しています。この動きの理由は、時刻まで照らし合わせた確認ができていないため、当サイトでは書きません。

当サイトは、チェーンリンクの値段の予想や目標の数字を出していません。上の数字は、すでにあった値動きの記録です。

■チェーンリンクはどこで買える?国内の10社と、板で扱う会社

金融庁の登録業者一覧(2026年9月1日現在)でLINKを扱う業者は、10社です。コインチェックは取扱い暗号資産の一覧に載せていて、取引所(板)の銘柄には入っていないため、販売所での売買になります。GMOコインは取引所(板)で、SBI VCトレードはVCTRADEサービスの取扱暗号資産で、ビットバンクは手数料の表のJPYペアで扱っています。

業者LINKの扱い公式
bitFlyer金融庁の一覧に掲載公式サイト ›
ビットバンク取引所(板)公式サイト ›
GMOコイン取引所(板)公式サイト ›
ビットトレード金融庁の一覧に掲載—
SBI VCトレード取引所(板)公式サイト ›
FINX JCrypto金融庁の一覧に掲載—
コインチェック販売所公式サイト ›
オーケーコイン・ジャパン金融庁の一覧に掲載—
メルコイン金融庁の一覧に掲載—
Binance Japan金融庁の一覧に掲載—

LINKを扱う国内の登録業者(2026年9月1日現在の一覧。コインチェック・GMOコイン・SBI VCトレード・ビットバンクは各社の公式ページでも確認)

GMOコインの取引所(板)の手数料は、LINKでMaker −0.03%・Taker 0.09%、最小注文数量は0.1 LINKです(公式ページの表示)。SBI VCトレードの取引所(板)はメイカー −0.01%・テイカー 0.05%です。どちらも、板の取引は自分で値段を決めて注文を出せます。

GMOコインなら、チェーンリンクを取引所(板)で売買できます。

  • ✔ LINKの取引所(板)の手数料は、Makerが−0.03%、Takerが0.09%
  • ✔ 最小注文数量は0.1 LINK。少ない金額から試せる
  • ✔ 販売所と違い、自分で値段を決めて注文を出せる

GMOコインの取扱銘柄や手数料は、公式サイトから確かめられます。

GMOコインの公式サイトを見る›

取引時間は24時間365日(メンテナンス時を除く)

暗号資産の取引についてのご注意

GMOコイン株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00006号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。

STEP 1

扱う会社を選ぶ

上の表の会社から選び、販売所か取引所(板)か、最小の取引数量、出金の条件を各社の公式ページで見比べます。

STEP 2

送るときはネットワークを合わせる

送り先がLINKの入金に対応しているか、どのネットワークで受け付けるかを、送る前に確かめます。送り方は出金・送金の記事にまとめています。

STEP 3

税金を考える

売買や交換で損益が出ることがあります。考え方は仮想通貨の税金の記事で整理しています。

■チェーンリンクについてよくある質問

Q. チェーンリンクの将来性は、どう調べればよいですか?

A. 公式の資料で確かめられるものとして、①ステーキングの枠が埋まりつつあること(上限4,500万LINKに対し4,200万LINK超)、②準備金が公式の説明どおりに増えていくか、③採用例が各社の発表でも確認できるか、の3点を挙げられます。値段の予想の数字は、当サイトでは出していません。

Q. チェーンリンクの発行枚数は?

A. 上限は10億LINKで、CoinGeckoの流通量は約7.67億LINKです。公式は上限が決まっていると書いています。

Q. チェーンリンクのニュースは、どこで見ればよいですか?

A. Chainlinkの公式ブログと、公式ドキュメントの更新が一次情報です。国内の取扱いの変更は、各取引所のお知らせでご確認ください。

Q. チェーンリンクの価格予想は?

A. 当サイトは予想の数字を置いていません。参考になる記録として、2026年2月から7月の日次の値は1,169円〜1,684円の間で、8月以降は上向きましたが、10月はやや戻しています。年率の値動きは約69%と大きいため、持つ場合は、大きく下がっても暮らしに響かない額の範囲で考えるのが一案です。

Q. LINKのステーキングは、国内の取引所でできますか?

A. 今回確認した範囲では、国内の取引所のサービスでLINKのステーキングが提供されているかは確かめられていません。公式のステーキングは、ご自身のウォレットから行う形です。

■【まとめ】チェーンリンクは、外の情報を届けるオラクルとそのトークン

チェーンリンクは、ブロックチェーンに外の情報を届けるオラクルの仕組みで、LINKはその支払いや運用に使うトークンです。上限は10億LINK、ステーキングの枠は4,500万LINK、準備金は2025年8月に発表されました。公式が挙げる採用例は公式の発信なので、各社の発表とあわせて読むのがおすすめです。

チェーンリンクを取引所(板)で扱う国内の会社のひとつです。

公式サイトを見る›

最小注文数量は0.1 LINKです

暗号資産の取引についてのご注意

GMOコイン株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00006号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。

※価格はCoinGecko(2026年10月27日9時25分ごろ取得)、仕組みと発行量・ステーキング・準備金はChainlinkの公式ページ、取扱いは金融庁の資料と各社の公式ページによります(2026年10月27日時点)。英語の原文は当サイトが訳しました。

この記事は、公表された数字・公開データ・過去の値動きをもとに当サイトの見方をまとめたもので、特定の売買をおすすめするものではありません。見方は記事の時点のもので、相場の先行きを保証するものではありません。暗号資産は値動きが大きく、元本を割り込むおそれがあります。お取引はご自身の判断と責任で行ってください。

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この記事を書いた人

ゆうとです。仕事の合間にニュースやSNSで相場の話題を見るうちに、草コインやミームコインが気になるようになりました。ただ、値上がりの話の裏には、詐欺や上場廃止で大切なお金を失う方もいると知り、買う前に確かめたいと思っています。公式の発表や取引所のお知らせ、金融庁の登録一覧を読んで、仕組みとリスクを事実でお伝えします。運用の成績や保有している銘柄はお示しできませんが、調べたことは出典とあわせて書いています。

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