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イーサリアムクラシック(ETC)は、2016年にイーサリアムから分かれて続いた、マイニングで動くブロックチェーンの暗号資産です。この記事では、なぜ分かれたのか、発行上限と半減に近い仕組み、1年で約54.3%下がったチャート、国内の取扱いを、公式の資料と数字で整理しました。確かめられなかった点は、そのように書いています。値段の予想は書いていません。
■イーサリアムクラシック(ETC)とは?イーサリアムとの違い
ETCの公式サイトの解説によると、2016年にイーサリアム上の「The DAO」というプログラムの不具合が突かれ、資金が流出しました。これに対してイーサリアム側は、流出分を取り戻すためにルールを変える「ハードフォーク」を行いました。変更に反対し、「プログラムは書かれたとおりに動く(Code is Law)」を守ったのがETCで、そのまま続いたチェーンがETCになった、と説明されています。
ゆうと
| 項目 | ETC | イーサリアム(ETH) |
|---|---|---|
| 合意の方式 | Proof of Work(マイニング) | Proof of Stake(ステーキング) |
| 2016年の分岐 | ルールを変えず続けた側 | ハードフォークで資金を戻した側 |
| 発行 | 上限あり(固定の発行計画) | 当サイトは確かめていません |
ETC公式サイトの説明をもとにした整理。ETHの欄は、ETC側の資料にある「PoSに移った」という点のみ記載しています
なお、ETCの公式サイトには「公式なものは何もない(no official anything)」という注記があります。特定の企業や団体が運営するプロジェクトではなく、コミュニティが支える形だと読めます。
■ETCの仕組みは?マイニングで動き、攻撃を受けたこともある
ETC公式サイトのProof of Workの解説は、ETCがマイニング(計算量で承認する方式)を採ることで、「どのチェーンが正しいか」を客観的に決められると主張しています。同じ解説は、マイニング方式のチェーンに「51%攻撃」の弱点があり、ETCは「複数回、被害を受けた」とも認めています。
つまり、ETCは「計算量で守る」代わりに、計算力が足りなくなると書き換えを許す可能性がある、という性質を持ちます。公式が弱点を認めている点は、読む側にとって大事な情報です。
■ETCの発行上限は?2.1億枚と、約2年ごとに20%減る報酬
ETC公式サイトによると、ETCの発行は「5M20」という計画(ECIP-1017)で決まっています。5,000,000ブロックごとに、マイナーへのブロック報酬が20%減ります。CoinGeckoの表示では、最大供給量は約2.107億、流通量は約1.59億で、上限の約75%が出回っています。
| 期 | 開始の目安 | ブロック報酬 | その期の発行 |
|---|---|---|---|
| 第1期 | 2015年7月30日 | 5 ETC | 2,500万 |
| 第2期 | 2017年12月11日 | 4 ETC | 2,000万 |
| 第3期 | 2020年3月17日 | 3.2 ETC | 1,600万 |
| 第4期 | 2022年4月15日 | 2.56 ETC | 1,280万 |
| 第5期 | 2024年5月7日 | 2.048 ETC | 1,024万 |
出典:ETC公式サイト(Sound Money)の表。公式は、以降も約2年ごとに20%ずつ減ると書いています。第6期の日付は表に載っておらず、当サイトは確かめていません
計算の例(公式の表の検算)
| 第5期の発行 | 5,000,000ブロック × 2.048 ETC = 10,240,000 ETC |
|---|---|
| 次の期の報酬(20%減) | 2.048 × 0.8 = 1.6384 ETC |
出典:ETC公式サイトの表と「20%減」の説明から当サイトが計算しました。第6期の実際の開始日は確かめていません
公式の表の「総量は約2億ETC」と、CoinGeckoの最大供給量(約2.107億)には差があります。当サイトはこの差の理由を確かめていないため、どちらも出典つきで並べます。
■ETCのチャートは?1年で約54%下落
チャート:TradingView(BINANCE:ETCUSDT)
同じ1年で、ビットコインは円建てで約27.8%下がっています。ETCの下げは、その2倍です。年率の値動きは約69%でした。月ごとの日次の値は、次のように動きました。
| 月 | 日次の値の範囲(円) |
|---|---|
| 2025年11月 | 2,108〜2,767 |
| 2025年12月 | 1,826〜2,204 |
| 2026年1月 | 1,770〜2,272 |
| 2026年2月 | 1,246〜1,696 |
| 2026年3月 | 1,263〜1,428 |
| 2026年4月 | 1,261〜1,405 |
| 2026年5月 | 1,306〜1,567 |
| 2026年6月 | 1,088〜1,305 |
| 2026年7月 | 1,074〜1,172 |
| 2026年8月 | 970〜1,326 |
| 2026年9月 | 1,117〜1,510 |
| 2026年10月 | 1,115〜1,422 |
ETCの月別の日次の値(CoinGecko・円建て。2026年10月31日取得)
1年の安値は2026年8月19日です。この上下の理由は、当サイトでは確かめられていないため書いていません。
■ETCの最高値はいくら?今との距離
CoinGeckoの円建ての表示では、過去最高値は2021年5月6日の約18,218円です。今の値段は、そこから約94%低い水準で、最高値に並ぶには今の約16.3倍の値段が要ります。
■イーサリアムクラシックはどこで買える?国内の取扱い
公式ページで取扱いを確かめられたのは、コインチェックです。取引所手数料のページにETCが載っており、取引所(板取引)の手数料は、Makerが0.050%、Takerが0.100%でした(2026年10月31日確認)。販売所での扱いは、このページからは確かめられていません。
SBI VCトレードは、2026年9月4日のお知らせでETCの取扱い廃止を案内しています。買付は10月7日に、売付は10月28日13時に終わりました。お知らせには、ETCは出庫サービスを提供していないと書かれています。10月7日の説明書改定のお知らせにも、ETCの取扱い廃止に関連する記載があります。いまSBI VCトレードで、ETCを新しく買うことはできません。詳しくはSBI VCトレードの記事にまとめています。
| 業者 | ETCの扱い | 公式 |
|---|---|---|
| コインチェック | 取引所(板)で取扱い。Maker 0.050%・Taker 0.100% | 公式サイト › |
公式ページで確認できた業者のみ掲載(2026年10月31日確認)
GMOコイン、bitFlyerなどの取扱いは、公式ページで確かめられなかったため載せていません。各社の取扱銘柄ページで、今も売買できるかを確かめてください。
イーサリアムクラシックは、国内で買える会社が限られています。
- ✔ コインチェックは、取引所(板)でETCを扱う(公式で確認)
- ✔ どちらも金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者
暗号資産の取引についてのご注意
コインチェック株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00014号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。
扱う会社を確かめる
買う前に、各社の取扱銘柄ページで、今も売買できるかを確かめます。取扱いは廃止になることがあります。
送るときは先に確かめる
ほかの会社やウォレットへ送るときは、送り先がETCの入金に対応しているかを先に確かめます。出庫できない銘柄もあります。送り方は出金・送金の記事にまとめています。
税金を考える
売買や交換で損益が出ることがあります。全体の考え方は仮想通貨の税金の記事で整理しています。
■ETCの弱みと注意点は?
■イーサリアムクラシック(ETC)についてよくある質問
Q. イーサリアムクラシック(ETC)とは何ですか?
A. 2016年のDAOハードフォークで分かれた、もとのイーサリアムの流れを続けるブロックチェーンの暗号資産です。ETC側の資料の説明で、マイニングで動きます。
Q. ETCの発行上限は?
A. CoinGeckoの表示では、最大供給量は約2.107億です。公式は、5,000,000ブロックごとに報酬が20%減る計画(5M20)を説明しています。
Q. ETCの今後・将来性は?
A. 公式の資料から確かめられる材料は3つです。発行が固定の計画で決まっていること、マイニングで動くこと、51%攻撃の被害を公式が認めていることです。価格の予想は、当サイトでは書いていません。この1年で値段は約54.3%下がりました。
Q. ETCとイーサリアムの違いは?
A. ETCはマイニング、イーサリアムはステーキングで動きます。2016年の分岐の経緯は、ETC側の資料とイーサリアム側の見方が異なります。
Q. イーサリアムクラシックはコインチェックで買えますか?
A. 取引所(板)にETCが載っており、手数料はMaker 0.050%・Taker 0.100%でした(公式ページで確認)。販売所での扱いは確かめられていません。
Q. SBI VCトレードでETCは買えますか?
A. 買付は2026年10月7日に終わりました。売付は10月28日に終わり、取扱いは廃止されました。
■【まとめ】ETCは、分岐の経緯と発行計画で読む
ETCは、2016年の分岐でルールを変えずに続いたチェーンの暗号資産で、マイニングで動き、発行は固定の計画で決まっています。一方で、この1年で値段は約54.3%下がり、51%攻撃の被害を公式が認めています。国内で公式ページから確かめられたのはコインチェックで、SBI VCトレードは取扱いを終えています。仕組みを知ったうえで、無理のない範囲でご検討ください。
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コインチェック株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00014号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。
※価格はCoinGecko(2026年10月31日取得)、仕組み・発行計画はETC公式サイト(ethereumclassic.org)のページ(2026年10月31日確認)、取扱いはコインチェックとSBI VCトレードの公式ページによります(2026年10月31日時点)。英語の原文は当サイトが訳しました。
この記事は、公表された数字・公開データ・過去の値動きをもとに当サイトの見方をまとめたもので、特定の売買をおすすめするものではありません。見方は記事の時点のもので、相場の先行きを保証するものではありません。暗号資産は値動きが大きく、元本を割り込むおそれがあります。お取引はご自身の判断と責任で行ってください。
