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ジパングコイン(ZPG)とは?金に交換できる?買える取引所と仕組み

ジパングコインは金に交換できる?

※この記事には広告が含まれます。記事内のリンクから口座開設などをされた場合、当サイトが紹介料を受け取ることがあります。紹介料の有無や額は、記事の内容や掲載の順番に関係しません。暗号資産の売買は、ご自身でご判断くださいますようお願いいたします。

ジパングコイン(ZPG)は、金(ゴールド)1グラムの価格と同じ水準になるように設計された、日本発の暗号資産です。この記事では、誰が発行しているのか、金とどう結びついているのか、金と交換できるのか、発行枚数、発行元が破綻したときの扱い、日本のどこで買えるのかを、発行元が公開しているホワイトペーパーの原文で整理しました。確かめられなかった点は、そのように書いています。値段の予想は書いていません。

先に結論をお伝えします。ホワイトペーパー(2026年8月31日付・第12.0版)には、ZPGを取り扱う暗号資産交換業者が8社載っています。そのうち、公式ページで取扱いを確かめられたのは、SBI VCトレード、GMOコイン、コインチェックの3社で、いずれも「販売所」での売買です。

目次

■ジパングコイン(ZPG)とは?金の価格に連動する国産の暗号資産

ジパングコイン(ZPG)金1グラムと同等の価値を持つように設計された、三井物産デジタルコモディティーズ発行の暗号資産

記号は「ZPG」です。

値動きは、おもに金の価格を映すものとして設計されています

ホワイトペーパーは、このトークンを「金現物価格と概ね連動するように発行価格が設定されて」いて、その仕組みから「金現物と同等の資産特性及び投資特性を有する」ものと説明しています。目的として挙げているのは、資産運用・インフレヘッジの手段と、送金・決済の手段です。

販売の単位は分かりやすく、同書は「1 ZPGは、金現物1グラムと同等の価値を有する」と書いています。販売価格は、ロンドン受渡の相対取引市場を基準に、市況に応じた取引スプレッドを加えた金額です。

ゆうと

ゆうと

草コインの図鑑に載せていますが、ZPGは、プロジェクトの人気や話題で値が動くタイプのコインとは仕組みが違います。「何に価値が結びついているか」がはっきり書かれている、という点が特徴です。ただし、金の価格が下がれば、ZPGの値段も下がると考えられます。

■誰が発行している?ZPGの仕組みと金の裏づけ

項目内容出典
発行者三井物産デジタルコモディティーズ株式会社(2021年4月30日設立・親会社は三井物産)ホワイトペーパー
販売者株式会社デジタルアセットマーケッツ(暗号資産交換業者・関東財務局長 第00024号)ホワイトペーパー
販売の方法発行者は販売の全部をデジタルアセットマーケッツに委託ホワイトペーパー
トークンの種類miyabi(プライベート型)、OP Mainnet(イーサリアムのレイヤー2)、イーサリアムの3つのチェーン上で発行ホワイトペーパー

2026年11月3日確認。ホワイトペーパーは第12.0版(2026年8月31日付)です

金との結びつきは、ホワイトペーパーによると、次の流れです。利用者がデジタルアセットマーケッツを通じてZPGを買うと、発行者は買われた数量と同じだけの金現物を三井物産から買い、デジタルアセットマーケッツへ販売します。同時に、その金は発行者への「消費寄託」の形になります(預けるのがデジタルアセットマーケッツ、預かるのが発行者です)。発行者はその金を三井物産にリースして、金の市場での運用益を得ます。

STEP 1

利用者がZPGを買う

販売者のデジタルアセットマーケッツ経由で、発行者がZPGを渡します。

STEP 2

同じ量の金を用意する

発行者が、買われた数量と同量の金現物を三井物産から購入してデジタルアセットマーケッツに販売し、同時にその金の消費寄託を受けます。

STEP 3

金を三井物産にリースする

預かった金は、発行者がすぐに三井物産へリースし、三井物産が金市場で運用します。

STEP 4

売るとき

発行者がZPGを回収し、デジタルアセットマーケッツへ同量の金を返したうえで、自ら買い取って三井物産に売却します。

つまり、ZPGの裏には「買われた分だけの金」を用意する仕組みがありますが、その金は金庫に眠っているのではなく、リースに出されて運用されます。この点は、ホワイトペーパーが明記している事実です。

■ジパングコインは金と交換できる?公式が書いている「できないこと」

ホワイトペーパーによると、ZPGには寄託された金の返還を求める権利が表示されていますが、保有者は「発行者に対して、寄託物である金現物の返還を求めることはできません」。保有者ができるのは、マーケットメイカー(デジタルアセットマーケッツ)との取引を通じて、金の市場価格に近い価格で売り渡すことまでです。

将来、金現物との交換や、他の暗号資産との交換に対象を広げることを検討している、とも書かれています。ただし同書は、これは現時点の検討内容であり、将来確実に提供することをお約束するものではない、と注意しています。今は「金の現物に換える」ことはできない、と考えておくのが安全です。

ゆうと

ゆうと

「金と同じ価値」という言葉から、金の延べ棒に交換できると受け取ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。原文では、現物の受け取りはできないとされています。買う前に知っておきたい点です。

■ジパングコインの発行枚数は?発行済みの数量と上限

項目内容出典
発行済みの数量143,623ZPG(2026年6月30日時点)。金に直すと約143.6キログラム分ホワイトペーパー
発行上限三井物産デジタルコモディティーズが発行する全種類の暗号資産の発行総額(時価相当)が390億円に達するまで。将来、上限を増やす可能性ありホワイトペーパー
発行残高の目標同じく全種類の合計で、2029年3月に134億円ホワイトペーパー
追加発行買い注文が売り注文を超えたとき、その超えた分をそのつど追加発行ホワイトペーパー

2026年11月3日確認。「約143.6キログラム」は、1ZPG=金1グラムとして、当サイトが換算しました

上限は、ZPG単体の枚数ではなく「全種類の合計の時価」で決められている点に注意が必要です。需要に応じて増減する仕組みなので、「発行枚数が少ないから希少」といった見方は、この仕組みには当てはまりません。

■発行元が破綻したらどうなる?保証金の仕組みと限界

ホワイトペーパーは、発行者が事業をやめる場合でも、ZPGをデジタルアセットマーケッツとの取引を通じて、金の市場価格に近い価格で買い取る義務を負っている、と説明しています。この義務の履行には金融機関の保証が付いており、発行者が破綻しても、必要な金額が金融機関からデジタルアセットマーケッツに支払われる予定です。その保証金は、信託銀行の信託勘定で分別管理されます。

ただし、同書は次の限界もはっきり書いています。

ホワイトペーパーが書いている、保証の限界

  • △ 保証金の金額は、支払い時点の時価相当額で、買ったときの価格(元本)を保証するものではありません
  • △ 発行者と金融機関が同時に破綻した場合や、倒産手続に伴う法令上の制約などで、保証金の全部または一部が支払われない場合があります
  • △ 発行者は、寄託を受けた金現物の数量と、その時価相当額が金融機関の保証の枠内であることを、3か月ごとに公表するとしています

出典:ホワイトペーパー(2026年8月31日付)。当サイトが要約しました

■ジパングコインはどこで買える?ホワイトペーパーに載る取扱い8社

ホワイトペーパーは、ZPGを取り扱う暗号資産交換業者として、次の8社と取扱時期を載せています。取扱いの有無は変わりうるため、買う前に各社の公式ページでご確認ください。

業者ZPGの取扱時期(ホワイトペーパー記載)当サイトが公式ページで確認
デジタルアセットマーケッツ2022年2月未確認(販売者)
bitFlyer2022年12月未確認
マーキュリー2024年3月未確認
SBI VCトレード2024年5月販売所で0.01ZPGから
Zaif2024年12月未確認
ビットトレード2025年3月未確認
GMOコイン2026年4月販売所で0.001ZPGから
コインチェック2026年8月販売所で売買

2026年11月3日確認。金融庁の暗号資産交換業者登録一覧で登録を確かめられる業者です

公式ページで確かめられた3社の内容です。SBI VCトレードのZPGのページは、販売所(現物)で0.01ZPGから買えるとしています。GMOコインの販売所の取引ルールでは、最小注文数量は0.001ZPG、最大注文数量は1回10ZPG、取引手数料は無料で、ZPGのページによると、ZPGを取引できるサービスは販売所・つみたて暗号資産・貸暗号資産ベーシックの3つです。コインチェックのZPG販売所でも、ZPGの売買ができます。

業者ZPGの扱い公式
SBI VCトレード販売所(現物)で0.01ZPGから公式サイト ›
GMOコイン販売所で0.001ZPGから・取引手数料無料公式サイト ›
コインチェック販売所で売買公式サイト ›

公式ページで確認できた3社のみ掲載(2026年11月3日確認)。いずれも板取引でのZPGは、確かめられていません

計算の例(金に直したときの量)

GMOコインの最小0.001ZPG0.001ZPG × 金1グラム = 金0.001グラム分
SBI VCトレードの最小0.01ZPG0.01ZPG × 金1グラム = 金0.01グラム分

出典:1ZPGは金1グラムと同等の価値、というホワイトペーパーの記載にもとづく換算です。販売所のスプレッドは含まず、実際の購入額は、各社の画面でご確認ください

販売価格に取引スプレッドが加わることは、ホワイトペーパーに書かれています。GMOコインの取引手数料が無料であることは、GMOコインの公式ページに書かれています。手数料が無料でも、スプレッドは別にかかります。また、GMOコインでは、発行元のシステムメンテナンス中(毎日0時〜0時5分、毎週水曜12時〜13時、毎月第4水曜12時〜16時)は取引できません。

なお、当サイトは、海外の無登録の取引所は紹介せず、買い方も書きません。国内で買う場合は、金融庁に登録された業者かどうかを、登録一覧でご確認ください。

ジパングコインを国内で持つなら、次の点を公式ページで確かめられます。

  • ✔ 販売所で少額から買える(SBI VCトレードは0.01ZPG、GMOコインは0.001ZPGから)
  • ✔ GMOコインの取引手数料は無料(公式ページに記載)
  • ✔ 金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者

ZPGの取扱いは、公式ページでご確認いただけます。

GMOコインを見る›

最小注文数量は0.001ZPGと公式に記載

暗号資産の取引についてのご注意

GMOコイン株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00006号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。

■銀とプラチナも?ZPGAG・ZPGPTについて

GMOコインの販売所の取引ルールには、ZPGのほかに「ZPGAG」と「ZPGPT」が載っています。ジパングコインの公式サイトには、銀(SILVER)と白金(PLATINUM)を意味するページへのリンクがあります。ホワイトペーパーには、2026年6月30日時点の発行済みとして、ジパングコインシルバー(ZPGAG)が2,240,800、ジパングコインプラチナ(ZPGPT)が33,401と載っています。ただし、この2つの連動の単位(1単位が何グラムか)は、当サイトでは確かめていません。

■ジパングコインを持つ前に知っておきたい弱みとリスク

ジパングコインを調べるときの注意点

  • △ 金の価格が下がれば、値段も下がる:金現物と同等の価値を目指す設計のため、金の価格の動きが、そのままZPGの値段に映ると考えられます
  • △ 金には交換できない:保有者が発行者に金現物の返還を求めることはできません
  • △ 元本は保証されない:発行者破綻時の保証金は、支払い時点の時価相当額で、買ったときの価格を保証するものではありません
  • △ 売るときは取引スプレッドがかかる:販売価格・買取価格には、市況に応じたスプレッドが加わります
  • △ 移転の制限がある:miyabi上のZPGは、現時点で移転が制限されており、解除には運営委員会などの承認が必要です。OP MainnetとイーサリアムのZPGも、承認されたアドレス(ホワイトリスト)の間でしか移せません
  • △ メンテナンス中は売買できない:発行元のシステムメンテナンス時間中は取引できません
  • △ 発行上限が引き上げられることがある:発行上限は、将来増える可能性があります

出典:ホワイトペーパー(2026年8月31日付)、GMOコインの販売所取引ルール

「金と同じだから安心」「資産が守られる」といった言葉で高い利益を持ちかける誘いには、気をつけてください。登録業者の案内かどうかは、金融庁の一覧で確かめられます。詐欺の見分け方はラグプルの記事でも整理しています。税金の考え方は仮想通貨の税金の記事をご覧ください。

■ジパングコイン(ZPG)についてよくある質問

Q. ジパングコイン(ZPG)とは何ですか?

A. 三井物産デジタルコモディティーズが発行する、金1グラムと同等の価値を持つように設計された暗号資産です。販売はデジタルアセットマーケッツが行っています。

Q. ジパングコインは金と交換できますか?

A. ホワイトペーパーによると、保有者が発行者に金現物の返還を求めることはできません。将来の交換は検討中とされ、確実に提供されるとは書かれていません。

Q. ジパングコインの発行枚数は?

A. ホワイトペーパーによると、2026年6月30日時点の発行済みは143,623ZPGです。上限は、発行元の全種類の暗号資産の発行総額が390億円に達するまでです。

Q. ジパングコインは日本の取引所で買えますか?

A. ホワイトペーパーに8社が載っており、公式ページで確かめられたのはSBI VCトレード、GMOコイン、コインチェックの販売所です(2026年11月3日確認)。

Q. ジパングコインの将来性は?

A. 値段の見通しは書いていません。公式の資料から確かめられる材料は、発行済みの数量、取扱い会社が2026年に増えたこと、発行残高を2029年3月に134億円へ増やす目標の3つです。連動する先が金のため、金の価格の動きが、値段に影響する点も大切です。

Q. ジパングコインのステーキングはできますか?

A. ホワイトペーパーには、ステーキングの記載は見当たりません。GMOコインでは「貸暗号資産ベーシック」の対象として公式ページに載っていますが、貸暗号資産は、ステーキングとは別の仕組みです。

■【まとめ】ジパングコインは金そのものではない

ジパングコインは、金1グラムと同等の価値を目指して作られた暗号資産です。金に交換はできず、発行者が破綻したときの保証にも限りがあります。国内では、販売所での売買が中心で、公式ページで確かめられたのはSBI VCトレード、GMOコイン、コインチェックの3社です。仕組みを知ったうえで、無理のない範囲でご検討ください。

国内でジパングコインを扱う会社のひとつです。

SBI VCトレードを見る›

買う前に、取扱銘柄のページで今の取扱いをご確認ください

暗号資産の取引についてのご注意

SBI VCトレード株式会社(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00011号)は、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者で、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の会員です。暗号資産は、日本円やドルなどの法定通貨ではありません。価格が大きく変動するため、取引によって損失が生じるおそれがあります。また、暗号資産は、受け取る側の同意がある場合に限り、代金の支払いに使うことができます。お取引の前に、各社の取引説明書などをお読みください。

※仕組み・発行・保証は、ジパングコインのホワイトペーパー(2026年8月31日付・第12.0版)、取扱い・最小単位は、SBI VCトレード・GMOコイン・コインチェックの公式ページ(2026年11月3日確認)にもとづきます。

この記事は、公表された数字・公開データ・過去の値動きをもとに当サイトの見方をまとめたもので、特定の売買をおすすめするものではありません。見方は記事の時点のもので、相場の先行きを保証するものではありません。暗号資産は値動きが大きく、元本を割り込むおそれがあります。お取引はご自身の判断と責任で行ってください。

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この記事を書いた人

ゆうとです。仕事の合間にニュースやSNSで相場の話題を見るうちに、草コインやミームコインが気になるようになりました。ただ、値上がりの話の裏には、詐欺や上場廃止で大切なお金を失う方もいると知り、買う前に確かめたいと思っています。公式の発表や取引所のお知らせ、金融庁の登録一覧を読んで、仕組みとリスクを事実でお伝えします。運用の成績や保有している銘柄はお示しできませんが、調べたことは出典とあわせて書いています。

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